今年6月、BSの番組収録前の会見で頭を下げ謝罪したベッキー

 ゲス不倫騒動で完全復帰に足踏みをするベッキーをよそに、お相手の『ゲスの極み乙女。』ボーカル・川谷絵音には離婚後も早々に次の恋が訪れていた。8月下旬、行きつけのバーから出てきた川谷と美女の様子は恋人そのものだった。

 復帰への道のりが遠いままのベッキーとは対照的だ。1月の『週刊文春』“ゲス不倫”報道から8か月、明暗がはっきり分かれている。

「ベッキーさんは最初の対応の悪さが尾を引いていますね。“友人関係であることは間違いない”と言うだけで報道陣の質問に答えなかったのはマズかった。

 その後、乙武洋匡さんやファンキー加藤さんの不倫が発覚した際は、彼らはすぐに認めて反省の意を示すことで騒動を沈静化しようとしていました。ベッキーさんは清純派のイメージだったことも災いして、一気に反発が広がっていったんです」(スポーツ紙記者)

 離婚届を“卒論”と呼んだり、『週刊文春』を“センテンススプリング!”と書いてはしゃいだりしていたLINEでのやりとりが発覚し、バッシングが加速する。

「川谷さんにも批判の声が強かったんですが、アーティストとタレントという立場はやはり違います。好感度重視で仕事をしているタレントが世間的ダメージを受けてしまうのは自然な流れでした。

 なので、優等生で好感度が高かったベッキーさんに攻撃が集中しました。報道後に出演したテレビ番組には、視聴者からのクレームが殺到。レギュラー番組はすべて降板し、CMも中止になりました。その損害額は5億円以上とも言われています」(前出・スポーツ紙記者)

 川谷は報道直後に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演し、深々と頭を下げたが、これといった謝罪の言葉はなし。

「皮肉なことに、不倫報道のおかげでバンドの知名度はアップ。音楽ファン以外にはあまり認知されていませんでしたが、誰もが知ることに。世間の興味を集めたからなのか、アルバム『両成敗』のセールスは発売初週でオリコン1位を獲得するなど絶好調。全国ツアーのチケットも完売でした」(音楽ライター)

『週刊文春』の報道を皮切りに、ベッキー&川谷へのバッシングは加熱気味に

 3月に行われたライブのMCで、川谷は過熱する報道に対して批判を展開した。

「言っておくけど俺、好きで黙ってたわけじゃないから! こんなこと言うとたぶん叩かれるけど、すごいネットとかでみんな謝れって言うけど世間の誰に謝ればいいの?」

 と、まるで自分が被害者であるかのように語った。

「ベッキーを休業に追い込んだ責任をまったく感じていないみたいでしたね。“人の悪口を言う前に自分の生活のこと考えたほうがいいと思います”とか“ほら俺、失言とかめっちゃしちゃうからさ、たぶん今日のこともめっちゃ書かれると思うんだけど、なんかもう何言われてもいいかなって”とも発言していて、完全に開き直っていました。それを受けた文春の電話インタビューにも堂々と答えていて、罪悪感はなさそうな感じです」(音楽ライター)

 のびのびと振る舞う川谷に対し、ベッキーは完全に表舞台から姿を消した。沈黙を続けていたが、5月13日の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で約4か月ぶりにテレビに復帰。

 だがそれ以降、地上波で目立った出演はない。レギュラー出演しているのは、地上波ではなくBSスカパー!の音楽番組『FULL CHORUS~音楽は、フルコーラス~』のみ。収録にあたっての会見では「ゼロから頑張りたいと思っております」と話していた。

「川谷さんはベッキーさんが出たテレビを見ていたようです。彼女が泣いている姿を見て“つらいんだろうな”と心配していたと聞きました。早く復帰してほしいと思っているんでしょう」(レコード会社関係者)