今年5月、俳優の加瀬亮との真剣交際が報じられた戸田恵梨香。
ドラマの共演などをきっかけに静かに仲を深めてきた2人に、所属事務所も「お似合い」とコメントするなど交際は周囲にも祝福されている様子。また、年齢的に結婚も近いのでは? と言われるほど。
そんな戸田はといえば、9月1日から展開するレディースファッションブランド『レプシィム(LEPSIM)』のイメージキャラクターに起用され、戸田が出演するスペシャルムービーが配信されているのだが、さっそくネットでは「やつれすぎ」「かなり細くなった」など、体型を指摘する声が上がっている。
『激ヤセ芸能人』枠ではとにかく名前の上がりやすい戸田恵梨香について、美容外科「高須クリニック」の高須院長に話を聞いた。
――戸田恵梨香さんは身長が163センチでスラッとしているのですが、過去にも綾野剛氏や勝地涼氏との交際や失恋が原因で激ヤセの噂がされることのある女優さんです。体重は公表されていませんが、当時ネットでは42キロ程度ではと言われていました。が、今回の騒動では30キロ台まで落ちた可能性も推測されるほど。そんな戸田さんの今と昔を比べて、高須院長はどのような印象を持たれたでしょうか?
高須「考えるまでもなく、デビュー時の体型がベストだよ。当時まだ10代だったからということを抜きにしても、幸福感があるし可愛い! 幸せそうに見られる、可愛く見られる条件は『適度なふっくら感』だからね」
――即答ですね! それほど今の印象はあまり良くない……という感じですか?
高須「何キロ痩せたのか知らないけど、今は血管や頬骨、あごといった骨っぽさが目立つね。それに彼女は骨格的にもダイエット向きじゃない。減量することでギスっとなるタイプ」
――ダイエット志向は女性の間で根強くありますが、向き不向きがあるんですね。でも戸田さんはかなり細く見えますが、ネットの噂のように拒食症の可能性は見受けられますか?
高須「それはないね。痩せてはいるけど、たっぷり栄養と睡眠・休息を摂ればすぐバランスのいい感じになるといった程度でしょう」
――では、美しさと健康のバランスがとれたベスト体重は何キロくらい?
高須「(身長-100)×0.8か0.9の50~56キロくらいだね。個人的には(身長-100)キロがいいと思うけど……。でも今の世界基準にガリガリはナシ! トップモデルも肉付きがいいのがベストって価値観に変わってきてるからね。昔はツイッギー体型なんてものが流行したこともあったけど、今の美人はふっくら!」
――世界的ファッション誌も『痩せすぎモデルは使わない』を宣言したり、不健康さは美ではないという考えは広まっているんですね。
高須「そう。モデル体型に憧れすぎて死に至るほどダイエットしたり、それは見た目だけじゃなく精神的にもハッピーじゃないよ。モデルの流行はちょっと遅れて一般人に浸透するから、今にふっくらぽっちゃり系がベスト!って考えが当たり前になるでしょう」
――見た目もですが、健康面から見ても少し肉付きがあるくらいの体型はいいものでしょうか?
高須「ダイエットは生理や生殖機能に害を生じやすいからね。戸田さんも結婚の噂も出る年齢だし、健康な子どもを産むなら無理なダイエットはしないほうがいい。ちなみにダイエットしている妊婦からは肥満体質を持つ子どもが産まれやすいというデータもあります。先の長い幸せは健康な身体からだよ」
ダイエットは口から痩せる
――生まれてくる子どもの健康にも関わるんですね。ところで戸田さんは以前から笑ったときに歯茎が露出する「ガミースマイル」気味ではありましたが、痩せすぎてより歯茎が目立つという声がありますが。
高須「ダイエットは口から痩せるんだよ! それに頬やこめかみもね。だからより強調されて当然です」
――口から痩せる! そんな痩せてほしくないところから痩せてしまうんですね…。
高須「ガミースマイルは骨格や歯並びなど要因はいろいろあるけど、痩せることで口元がギスッとして悪目立ちするパターンは多いね。これは老けて見えるし、ダイエットの大きなデメリットでしょう」
――ガミースマイルになる人は諦めるしかないのでしょうか?
高須「いや、簡単だよ。ズバリ、ボトックスを打つといいでしょう!! 美容院に行く手間より簡単に解決するよ。歯ぐきの上にちょっと打つだけだし、3か月くらい持つしね。今はもっと持ちがいいものも開発されているし。だから戸田さんがおばあちゃんになるまで計算しても、今からたった100回程度打つだけで一生きれいな口元になるよ!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外 科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。高須クリニックオフィシャル人生相談 Twitterアカウント@yes_jinsei