今回、騒動が起きていた日曜劇場『仰げば尊し』の番宣用パネル

 最近、何かと話題になっている芸能人2世タレント。9月9日には、強姦致傷の容疑で逮捕されていた高畑淳子の息子・高畑裕太が釈放。また、'13年に他界した坂口良子さんの娘・坂口杏里が借金苦から事務所を移籍し、アダルトビデオに出演する。

「9月11日に最終回を迎えたドラマ『仰げば尊し』(TBS系)は、2世タレントがとても多く出ていると話題になりました。

 高畑裕太も出演していましたが、それ以外にも千葉真一の息子の真剣佑や中野英雄の息子である太賀が、学生役で出演していました」(テレビ誌デスク)

 物語は荒れた高校に寺尾聰演じる元プロミュージシャンが吹奏楽部の顧問に就任し、全国制覇を目指すというもの。入部した不良生徒たちが音楽を通じて更生し、部員同士の絆を築いていく学園ドラマだ。

「午後9時のTBS日曜劇場は、『半沢直樹』や『下町ロケット』『99・9―刑事専門弁護士―』など、高視聴率を連発してきた枠。『仰げば尊し』も今クールのドラマの中で平均視聴率3位と、人気ドラマの仲間入りを果たしていますね」(前出・テレビ誌デスク)

 それだけに、主演の寺尾も特別な思いがあったに違いない。クランクアップを迎えた9月4日には、各キャストからそれぞれ挨拶があった。

 役者それぞれが思い思いに撮影時の思い出などを話す中、最後に挨拶した寺尾だけが唯一、共演した高畑裕太について言及したという。

"教え子"たちに最後まで熱血指導をしていたという寺尾聰

「寺尾さんは、“彼(高畑)と仲がよかった人もこの中にいると聞いています。とてもいい青年だったけれど、今回は道を間違えてしまったようです。間違いといっても、やってはいけないことをしたんだけどね。

 一緒にやってきた仲間がこのようなことになって、ショックだった人もいると思いますが、みんなはこういうこともある業界だと知っておいてください。そして、もっとよい俳優を目指してください”という内容を役柄の樋熊先生のように物静かに、でも熱く話されていました。

 高畑クンの事件にショックを受けた俳優さんたちはけっこういましたからね。そんな子たちに対し、先輩役者としての心遣いは、とても素晴らしかったです」(制作会社関係者)

 まさに、先生として教え子たちが動揺しないよう、そしてドラマを卒業しても役者としてやっていけるよう激励の意味もあったのだろう。

 だが、そんな寺尾の気遣いとは裏腹に、高畑と同じ2世俳優が、撮影現場でとんでもない騒動を起こしていたのだ。

「年齢が近いキャストが多くみんなとても仲がいいんです。クランクアップしたあとも集まれる人でEXILEのライブに行く約束もしているほどです。しかし8月中旬の、撮影も中盤にさしかかったころでした。

 メインキャストのひとりである村上虹郎クンが、撮影地の千葉県館山市の高校で、撮影の合間に女子生徒役の女優さんにちょっかいを出し始めたんです。最初は仲よしの延長線上で軽いものでしたが、だんだんとエスカレートしてセクハラ騒動に発展してしまったのです」(前出・制作会社関係者)

*今回起きたセクハラ騒動の詳細は、9月13日(火)発売の『週刊女性』9月27日号で報じる。なお、『週刊女性PRIME』では12日(月)の夜22時に公開する。