9月11日に最終回を迎えたドラマ『仰げば尊し』(TBS系)は、2世タレントがとても多く出ていると話題に。高畑裕太も出演していた学園ドラマだが、そんな撮影現場でセクハラ騒動が起きていたーー。そして、その騒動を引き起こしたのがこれもまた2世俳優だったというのだ。
今回、騒動を起こしたのは村上虹郎。父は“ムラジュン”の愛称で親しまれる俳優の村上淳で、母はミュージシャンのUAだ。
「'06年に両親が離婚すると、親権を持つ母のもとで生活し、カナダ留学も経験しています。'14年に映画初出演で主演した『2つの目の窓』では、カンヌ国際映画祭コンペティションに正式出品。
また、昨年は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)でテレビドラマに初主演しました。アニメとして人気を博した作品の実写化でしたが、高い演技力でアニメファンからも絶賛されたほど。現在は父親と同じプロダクションに所属し、役者として将来を嘱望されている存在です」(芸能レポーター)
そんな有望な若手俳優がセクハラ騒動とは穏やかではないのだが─。
「セクハラ騒動というとちょっと大げさな気もしますが、例えば劇中で吹くトランペットを使って女優さんのスカートをめくったり、スカートの中にトランペットを入れて下半身に当てたり、背後から軽く押し、よろけたところを抱きしめたりと……。
最初は本当に仲のいいクラスメートのように、ただふざけ合っているだけかと思っていましたが、何回も同じようなセクハラまがいのことをしているので、女優さんたちもだんだんと嫌悪感を持つようになってしまったのです」(TBS関係者)
同世代が多く、本当の高校生活のような現場で村上もいつも以上に悪ふざけがすぎてしまったのかもしれない。だが、彼はあの有名女優にも不快な思いをさせていたとか。
「今回、寺尾さんの娘役で出演していた多部未華子さんにもちょっかいを出していて。いきなり近づいては、気安く髪の毛を触ったりしていました。
虹郎クンとしては、じゃれ合っているつもりのようでしたが“芸能界の先輩なのに”と周囲もヒヤヒヤしていましたね。また、虹郎クンではないのですが、とある男子生徒役と女子生徒役の俳優さんがお付き合いしているようで現場でイチャイチャすることも。
男の子が女の子をひざの上に乗せたりしていました。いくら和気あいあいとした現場だからって、ちょっとやりすぎかなと感じましたよ」(前出・TBS関係者)
デジタル大辞泉(小学館)によれば“セクハラ”とは、
《性的いやがらせ。特に、職場や学校などで行われる性的・差別的な言動》
加害者が悪ふざけのつもりであっても、被害者が性的ないやがらせと感じたら、それはセクハラなのである。
そこで、村上の事務所に今回の件について問い合わせると、
「それは村上がですか? 村上だけですか? 人違いじゃないですか。そのようなことはまったくないです。TBSさんは何と言ってますか?」
とのこと。TBSテレビ宣伝部にも問い合わせると、
《そのような事実は把握しておりません》
と書面にて回答した。
だが、別の制作会社関係者は、こう明らかにする。
「この一連の話が、クランクアップの1週間前ごろに、セクハラされた女優さんが所属する事務所幹部の耳に入り、“仕事の現場で何を考えているんだ!”と、激怒したそうです。
すぐにTBSにクレームを入れると、慌てたTBS側と虹郎クンの事務所関係者が謝罪に来たとか。それと同時に多部さんの件もバレて、彼女の事務所にも謝罪したそう。
虹郎クンの言い分としては、嫌がらせをしたわけではなく、“友達として好きだった”、多部さんに対しては“お姉さんのような感覚で好きだった”と話したそうですよ。仲よくなりすぎて調子に乗ってしまったんでしょう」
高畑裕太が出演していたことで違った意味で注目を集めた『仰げば尊し』。2世俳優のトラブルで、高視聴率にもかかわらずドラマのDVD化中止が懸念されている(TBSは《DVDの発売については未定です》と回答)。