9月19日の『ミュージックステーション ウルトラFES 2016』(テレビ朝日系)は10時間の生放送。オープニングトークでは、司会のタモリにちょっとした異変が。
「いつもどおりの軽妙な会話なんですが、声がガラガラだったんです。明らかにのどを痛めてしまっていて、相手役の弘中綾香アナも困り顔でしたよ」(テレビ誌ライター)
体調不良かと心配する声もあったが、実は元気すぎたことが理由だったみたい。前日には、思わぬ場所でハシャいでいた。
「ビックリしました。さんま祭りの会場に、突然タモリさんが現れてハッピ姿で挨拶したんです。“さんま1匹のためにこんなに人が集まるなんて、戦後はまだ終わっていないんですね”と笑わせていました。
シークレットゲストだったので、出席した目黒区議会議員も知らなかったみたいです」(祭りに参加した女性)
さんまといっても明石家さんまとは関係なく、東京・目黒で毎年行われているさんま祭りのこと。落語の演題『目黒のさんま』にちなんだもので、今年で21回目となる。宮城県気仙沼市から届いた5000匹のさんまが無料でふるまわれる人気のお祭りだ。
「タモリさんは目黒区に住んでいますが、それだけで呼ばれたわけじゃありません。今年6月に『めぐろ観光まちづくり協会』の名誉会長に就任したんです。
彼は『ブラタモリ』(NHK)や、『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)などでわかるように、地理や歴史にとても詳しい。それで名誉会長をお願いしたんでしょう」(スポーツ紙記者)
人気者だけに、祭りでも挨拶だけではすまなかった。
「大勢の関係者とお話ししたり記念撮影したりで大忙し。快く引き受けていたんですが、さすがに疲れてしまったらしいです」(前出・スポーツ紙記者)
頼まれると断れない性分なのだろう。だとすれば、大晦日のあの仕事も今年は引き受けてくれるのだろうか。
「NHKは早々に『紅白歌合戦』の総合司会のオファーをしたようです。大晦日に解散してしまうSMAPを出場させるためにも、タモリさんの力を借りたいということでしょう。
SMAPメンバーとは公私にわたって親交がありますから、タモリさんが司会ならば出演してくれるのではないかという思惑もあったそうです。
でも結果的には、今年も司会を辞退。タモリさんの司会でSMAPの花道を飾る、という青写真は実現しませんでした」(テレビ局関係者)
さんま祭りはOKでも、紅白司会はNG。普通ならありえない選択のようにも思えるが……。
「芸能界でやりたいことはすべてやってきたという思いがあるのでしょう。
友人には“もう俺は疲れたよ、そろそろ芸能界はいいかな”と、リタイアの気持ちを漏らしているとか。今まで支えてくれた2歳上の奥さんと、世界を旅しながら余生を過ごしたいようです」(タモリの知人)