「初めてこのお話をいただいたとき、校閲っていう職業があることを知らなかったんですよ。でも話を聞いていくと、私自身、すごく関わりがあって、取材のたびに必ず原稿をチェックしていただいているんですよね。ホント“いつもお世話になっています”って感じです(笑)」
原稿や文章の間違いや矛盾、疑問点を指摘する校閲者。
そんな職業にスポットを当てたドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(10月5日スタート 日本テレビ系・水曜夜10時〜)で、石原さとみがファッション編集者を夢見るも校閲部に配属されてしまったヒロインの河野悦子役に挑戦。
石原自身も普段から言葉には気をつけているんだそう。
「会見とか舞台挨拶などのときは、気持ちや立場を考えて言葉を発しないと取り返しがつかないので気をつけています(笑)。
私、15歳でデビューして22歳くらいまで、会見などで話すコメントをマネージャーさんに報告していたんです。ここは広げていい会話とか、これはプライベート感が強すぎるとかチェックしてもらって(笑)。マネージャーさんが代わってからはやらなくなったんですが、おかげで考えて自分の言葉で話せるベースができました」
「あのときの菅田くんがまさか恋の相手になるなんて」
悦子がひと目惚れしてしまうのが、菅田将暉が演じる作家で、その容ぼうからモデルにもスカウトされた折原幸人。
「菅田くんと最初に共演したのが舞台『ロミオとジュリエット』のとき。菅田くんは7歳年下なんですが、当時はまだ19歳でお酒も飲めなくてかわいらしくって、私の中では舞台でスキップしているイメージでした(笑)。
さっき久しぶりにお会いしたら、声も低く感じるし、雰囲気も大人っぽくなったなって。あのときの菅田くんがまさか恋の相手になるなんて不思議だし、何か恥ずかしいです(笑)」
ちなみに、出版社に勤めるとしたら、どんな本に携わってみたいですか?
「洋服が好きなのでファッション誌かな。あとはインタビューをしてみたいです。タレントさんとか作家さん、何かの専門家の方とか。写真だけじゃなく、ロングインタビューみたいな読み物としても面白いと思ってもらえるものもやってみたいです」
週刊女性はいかがです?
「発売直前になって何か起きたら大変だろうし、毎週だからネタが切れないかなって心配になりそうですよね。新聞とかと同じくらいスピードも要求されると思いますし。やれる自信ですか? 全然ないです(笑)」
「毎年、親孝行旅行をしているんです」
多忙な日々を送る彼女は、これがあるとテンションが上がるそう。
「フルーツを買って、それをコールドプレスジュースにするんですよ。毎朝飲んでいて、その瞬間が幸せです。オススメは梨とか、スイカとメロン、パイナップルとリンゴは鉄板です。酵素もビタミンもとれるし、しぼったあとの繊維はカレーにしたりして。おかげで、カレー率がかなり増えましたが(笑)」
間もなく30歳を迎える石原。ふと大人になったなと思える瞬間が。
「今度、母親の誕生日のお祝いを兼ねて両親と温泉旅行に行きます。ハワイから始まって、台湾に行ったりと毎年、親孝行旅行をしているんです。今年も年明けに名古屋に行きました。
若いころはちょっと反抗しちゃったり、親よりも友達といたいとか思う時期もありました。でも、年を重ねるごとに両親との距離もまたすごく近くなっていって、今はしょっちゅうご飯にも行きますし、とっても仲がいいですね」