'16年3月31日、都内ホテルで結婚会見を行った愛之助と紀香
9月28日、歌舞伎俳優・片岡愛之助と藤原紀香の結婚披露宴が行なわれ、歌舞伎界をはじめ多くの著名人たちが列席したが、そのなかには片岡愛之助の元愛人の姿もあったことが明らかとなった。「週刊文春」によれば、元愛人は都内に暮らす30代後半のシングルマザー。2012年から2013年にかけて交際していたという。これを受けフィフィは、自分ならば、かつて付き合いのあった人の結婚披露宴に出席するか、否か、思わず考えてしまったという。

元恋人の結婚披露宴に呼ばれたとしたら…

 今回の件を知って、スーパーからの帰り道に自分だったらどうするだろうかと考えたの。答えはNOでした。そんなの行きませんよ(笑)。

 付き合っていた人の幸せを見せつけられることも嫌だし、心底愛していたとしたら、悔しいし。逆に愛してなかったとしたら、そもそも興味がないわけ。

 じゃあ、どういう場合なら、かつて付き合いのあった人の結婚披露宴に行くのかと考えたとき、まず考えられるのは“恨み”。勝手に来る人ね。次に“略奪”。これは映画『卒業』の名シーンに見られるような(笑)。あと一般的に一番よくあるのは、“世間体”。同じ会社であったり、学生時代に同じコミュニティに属していたために、その子だけ呼ばないわけにもいかないし、その子だけ欠席はできないという場合ね。

 そして、とても稀なケースだとは思うんだけど、“好奇心”。今回の元愛人の場合は、これに当てはまると思うよ。まあ、この好奇心が成り立つのは、芸能人だからだとは思うけどね。

 実際に、愛之助さんときちんと付き合っていたと思われるタレント・熊切あさ美さんは呼ばれてないでしょ。彼女の気持ちを配慮して。熊切さん自身、10月2日の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、この話題になった際、複雑な表情を浮かべていましたけど、それが普通。

 元愛人とはいっているけど、彼女には愛之助さんに対する愛はなく、単純に好奇心から付き合っていたただけで、愛之助さんもそのことをわかっていたんじゃないかな。だから声をかけた。そうじゃなければ、残酷過ぎて普通、誘えないよ。

 好奇心だけの付き合いだったからこそ、ミーハーなノリで結婚披露宴にも行くことができたし、紀香さんを含めた3ショット写真を撮るなんてこともできたんだと思うよ。真相は2人にしかわからないけどね。

いかに浮世離れした世界なのかを実感

 まあでも、歌舞伎といえばかつては「女遊びは、芸の肥やし」という言葉があったくらい、色気のある話が尽きないものだし、普通の常識では考えられない世界。

 だから、この一件を私たちがあまり深刻な出来事と捉える必要はないし、紀香さんも悩む必要はないんじゃないかな。

 そんな浮世離れした世界に入ったということで、いろいろあるとは思いますが、どうか来世迄お幸せに!

《構成・文/岸沙織》