元恋人の結婚披露宴に呼ばれたとしたら…
今回の件を知って、スーパーからの帰り道に自分だったらどうするだろうかと考えたの。答えはNOでした。そんなの行きませんよ(笑)。
付き合っていた人の幸せを見せつけられることも嫌だし、心底愛していたとしたら、悔しいし。逆に愛してなかったとしたら、そもそも興味がないわけ。
じゃあ、どういう場合なら、かつて付き合いのあった人の結婚披露宴に行くのかと考えたとき、まず考えられるのは“恨み”。勝手に来る人ね。次に“略奪”。これは映画『卒業』の名シーンに見られるような(笑)。あと一般的に一番よくあるのは、“世間体”。同じ会社であったり、学生時代に同じコミュニティに属していたために、その子だけ呼ばないわけにもいかないし、その子だけ欠席はできないという場合ね。
そして、とても稀なケースだとは思うんだけど、“好奇心”。今回の元愛人の場合は、これに当てはまると思うよ。まあ、この好奇心が成り立つのは、芸能人だからだとは思うけどね。
実際に、愛之助さんときちんと付き合っていたと思われるタレント・熊切あさ美さんは呼ばれてないでしょ。彼女の気持ちを配慮して。熊切さん自身、10月2日の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、この話題になった際、複雑な表情を浮かべていましたけど、それが普通。
元愛人とはいっているけど、彼女には愛之助さんに対する愛はなく、単純に好奇心から付き合っていたただけで、愛之助さんもそのことをわかっていたんじゃないかな。だから声をかけた。そうじゃなければ、残酷過ぎて普通、誘えないよ。
好奇心だけの付き合いだったからこそ、ミーハーなノリで結婚披露宴にも行くことができたし、紀香さんを含めた3ショット写真を撮るなんてこともできたんだと思うよ。真相は2人にしかわからないけどね。
いかに浮世離れした世界なのかを実感
まあでも、歌舞伎といえばかつては「女遊びは、芸の肥やし」という言葉があったくらい、色気のある話が尽きないものだし、普通の常識では考えられない世界。
だから、この一件を私たちがあまり深刻な出来事と捉える必要はないし、紀香さんも悩む必要はないんじゃないかな。
そんな浮世離れした世界に入ったということで、いろいろあるとは思いますが、どうか来世迄お幸せに!
《構成・文/岸沙織》