世界一日本の歌がうまい外国人を決める番組『のどじまんTHEワールド』で、過去最多となる3度の優勝を記録したニコラス・エドワーズ 撮影/高梨俊浩

 SMAPの中居正広が司会を務める、世界一日本の歌がうまい外国人を決める『のどじまんTHEワールド』(日本テレビ系)で、過去最多となる3度の優勝を記録。プロが絶賛する歌唱力と、群を抜いたルックスで女性の心をがっちりつかむニコラス・エドワーズが、シングル『Freeze』(10月19日発売)をリリース。今作では、作詞も担当している。

「気づいたら、女性の魅力にハマって、抜け出せないほどに追い込まれていた……恋におぼれた男性をモチーフに歌詞を作らせていただきました。同じ経験したことがあるか? どうですかね?(笑)。僕、日本語が素晴らしいと思うのは、物事をミステリアスに終わらせることができることだと思います」

 微笑みを浮かべる。3歳のとき、ギタリストの父の誕生日にバースデーソングを歌い、拍手をもらってから歌手を夢見るように。その後、日本語の魅力に強く惹かれ、日本にホームステイしたことが転機となった。

「15歳で初めて日本に来たとき、大げさな話かもしれませんが“ここが自分のいるべき場所だ”という感覚があったんです。歌が好き、日本語が好きなら、日本で歌手になるしかない。高校を卒業した翌日、17歳で日本に来ました」

「日本語の入った歌でグラミー賞をとりたい」

ニコラス・エドワーズ 撮影/高梨俊浩

 インタビューは、すべて流暢な日本語で。来日して、わずか1年で日本語能力試験1級に合格するほどの実力の持ち主。2年前に発売した、初のオリジナル・フルアルバム『HARDSPICE』以降、作詞・作曲も手がけるようになった。

「歌に関しては、まだまだやりたい形に達していないです。日本語も、この前“遵守”が読めなくて、悔しかった。ふつう使うのは、“厳守”だろって(笑)

 僕の持ち味であるパッションを全面に押し出した『Freeze』を、たくさんの方に届けることもそうですが、いずれは、自分の作品で、なおかつ日本語の入った歌でグラミー賞をとりたい。日本語の魅力を、もっと世界の方に知っていただきたいので」

 どんな女性がタイプか尋ねると、

「熱心になっているものがある人。思っていることを我慢しないで言い合える人がいい。日本の女性は我慢する人が多いってよく聞きますが、本当かな? 距離がものすごく近づいたら、日本の女性もアメリカの女性も変わらないと思います(笑)

 男性も一緒で“オレ、奥が深いから”っていう雰囲気を出している日本人もアメリカ人も、意外と中身がないことが多い。そんな男かもしれない僕でも、いいと言ってくれる人がタイプです(笑)」

<プロフィール>
ニコラス・エドワーズ
'92年7月31日、米オレゴン州ポートランド出身。186センチ、AB型。現在、BSフジ『beポンキッキーズ』(月〜金曜日、7時30分〜)に出演中。10月16日にはメルパルク大阪 イベントホールにて、12月3日にはEX THEATER六本木にてライブを開催。詳細は、公式サイト http://www.nicholas-edwards.jp/