映画『彼岸島』(10月15日より全国ロードショー)で主役の兄弟を演じた白石隼也と鈴木亮平。
白石「わかりやすく言えば、僕は熱血漢タイプで、亮平さんはすごくクールです」
鈴木「逆、逆〜! つまんないツッコミさせるね、隼也は(笑)」
2人は同じ事務所の先輩・後輩という関係だが、“性格は似ている?”という最初の質問から、一気になごやかムードに。リラックスした空気感は、まるで本物の兄と弟のよう。
鈴木「逆ですよ、僕は見た目のとおり何にでも熱くなるような熱血漢。隼也は、なんていうのかな……“悟り系男子”といったところでしょうか(笑)」
ウイルスに感染した住民が吸血鬼と化し、次第に支配されていく絶海の孤島『彼岸島』。特に白石は、ほとんどがアクションシーンのため撮影が過酷だったそうで、
白石「体力をつけて身体を作っていったんですけど、体重は3キロくらい落ちました。それくらいずっと動き回っていたんです」
鈴木「もう、本当に『彼岸島』に住んでる人みたいな顔つきになっていて(笑)。クランクインしたときと、クランクアップしたときの表情がまったく違いました。その集中力と、自分を追い込んで撮影に挑む姿勢はすごいなと思いましたね」
鈴木も、ドラマ『天皇の料理番』で20キロの減量、映画『俺物語!!』で30キロの増量(ともに2015年OA&公開)など、役に応じて肉体改造を行うことで有名。
白石「みなさんご存じのとおり、亮平さんは本当にストイックな方。でも、この現場では結構お菓子を食べていましたよ!(笑)」
鈴木「そうですね、実はお菓子大好きなので(笑)」
2人が倒したい敵って?
この原作は漫画だけど、普段、読む機会はある?
白石「僕はどちらかと言えば小説を読むほうが多いです。最近は、次の役作り(大河ドラマ『真田丸』)のために、歴史ものを読んでいます」
鈴木「僕も次の役のための資料や小説が多いです。趣味で読みたい本を選ぶことは少ないですが、唯一、生き物の本や世界遺産系の新書は見ます。変な生き物図鑑とかも好きです。短くまとめるのは難しいんですけど、とにかく世界にはすごい生き物がいるんですよ。例えばキリンとか……」
キリンのすごさを熱弁し始めようとする鈴木に「たぶんカットされちゃいますよ」と、冗談で笑わせる白石。そんな白石をひじで小突きながら、鈴木は「またお時間たっぷりあるときに語らせてください(笑)」と、テンポのいい会話が続く。
劇中では倒す相手が吸血鬼だったけど、2人には倒したい敵っている?
白石「僕は、朝寝坊してしまう心の弱さ! 目覚ましをセットしても気づかないことがよくあるんです。過去最高の寝坊ですか? たしか、2時間くらい(笑)。現場の都合で撮影時間が押していたり運がよくて、まだ深刻な事態にはなったことがないんですけど。それは絶対に直したいですね、倒します」
鈴木「僕が今、頭に浮かんだのは“字の汚さ”かな」
白石「めちゃくちゃサインの字は達筆じゃないですか」
鈴木「サインは書き慣れているし、そこそこカッコよく見える形を編み出したから(笑)。でも普段は本当にひどい。直したくて1年くらい前にペン習字を申し込んだので、家に教材があります」
白石「今どれくらい進んでるんですか?」
鈴木「たぶん5ページくらい……」
白石「それ、もうやらないやつですよ!(笑)」
鈴木「やるよ!(笑)。でも、教材を見て、文字って本当はこんな形なんだ〜ってビックリすることが多かったんですよ。目からウロコでした」
白石「僕も最近、ちょこちょこ筆ペンを使う機会があるんです。独特な字にはなりますけど、勝負しますか?(笑)」
鈴木「なんでもう勝った顔になってるんだよ!(笑)」