「芸能人は“ほかの人とは違ったものを贈りたい”“自分たちを象徴するようなものを贈りたい”、という気持ちが強いのだと思います」
9月28日の結婚披露宴に600人を招待した藤原紀香と片岡愛之助。その引き出物として注目されたのが、特注で10万円とも言われる水素生成器『マルーン』だった。芸能レポーターの川内天子さんが冒頭で解説するように、“ザ・紀香”という贈り物。
「紀香さんは水素を普段から愛用して、美容にもいいし、愛之助さんのアトピーも治りました。“みなさんにもぜひ使ってほしい”と考えたのでしょう。そこで彼の定紋も入れて、引き出物としたわけですね」(川内さん)
'07年にパチンコ店などを経営する西村拓郎氏と結婚した神田うのも、一風変わった引き出物を用意した。
「プロデュースしたパンスト商品、自らがモデルとして着用したドレス写真集など、うのちゃんらしいものでした。そして約3万円の空気清浄機『マジックボール』。ただ重さは3キロと、持ち帰るのには不向きでした(苦笑)」(ワイドショースタッフ)
重さといえば、引き出物史上、最重量ともウワサされるのが、'94年に結婚した元プロレスラー高田延彦と向井亜紀の「印象に残るモノ」。ナント、2キロの真っ赤な鉄アレイ2個、計4キロが丁寧に箱に入れられていたそう。
再ブレイク中のヒロミと松本伊代は“一生使えるものにしたい”と、かさばりそうな特注のまな板。というのも、ヒロミの父親が工務店を営んでいたためで、梱包を工場経営していた伊代の父親が担当するという、まさに両家が生み出した逸品だった。
「今年は息子の小園凌央が俳優デビューするなど、結婚23年を迎えて“理想の夫婦”と言われるふたり。縁起のいい引き出物となったのでは?」(テレビ局関係者)
時代を感じさせるのが'89年に結婚した浜田雅功と小川菜摘。そして'93年の三浦知良とりさ子だ。
「'80年代後半から'90年代前半にかけて、ツーショット写真を記念テレフォンカードにするのが流行ったんです。両カップルも大量に制作、披露宴で配ってしまいました」(前出・テレビ局関係者)
'13年に元モデルの香那さんと結婚したロンブー田村淳。流行りものが大好きな彼は、
「3Dプリンターで制作した夫婦フィギュアを引き出物にしました。メーカー価格表から計算すると、大きさが10㎝で1体6万円、カップルなので最低でも12万円になります。当の淳さんは“カップ麺のフタを押さえる2人”と、フィギュアを重しとしてSNSで紹介」(スポーツ紙記者)
愛の重さに比べれば安い!?
忘れてはならないのが、'07年に5億円とも言われたド派手婚を挙げた紀香と陣内智則。特注のバカラペアグラス(3万円)などと一緒に堂々、引き出物にしたのが、
「自伝『ハッピー・スピリット 紀香魂』でした。しかも同書は、陣内との出会いから伊勢神宮でのプロポーズ、結婚にいたるまでの経緯、そして、ふたりの新生活などを赤裸々につづった告白本。
ノリノリで書かれていただけに、離婚がいっそうサムいものに」(ワイドショー関係者)
今回、愛之助との結婚で「80億人の中から結ばれた出会い」などと話していた紀香。10月3日に新橋演舞場で“梨園の妻”デビューを果たしたが、さっそく夫の愛人問題を『週刊文春』に報じられてしまった。先行き不安……。
「普通、“何かみなさまの役に立つものを”と引き出物を考えるのですが、彼らは“何か自分たちを象徴するものを”と、優先して選んでしまうのだと思います。たとえ別れてしまったとしても、“記念ですからどうぞ”という考えなのでしょう」(川内さん)
結婚は芸能人にとって、最大の自分アピールの場!?