10月19日放送の第2回は視聴率15・3%と、高視聴率をキープしているドラマ『相棒15』(テレビ朝日系)。
水谷豊とともに同ドラマに出演中の反町隆史は釣り好きとしても知られている。琵琶湖にバス釣りのための別荘とボートを所有するなど、趣味の範囲を超えた情熱を注ぐ一面も。また各釣り具メーカーの新作が展示されるフィッシングショーにも、毎年のように熱心に通っているようだ。
自身もかつて釣り具メーカーのCMに出演し、またロッド(釣り竿)の監修にも携わるなど道具にもこだわってきた。そんな彼の“新作”ルアー(擬似餌)があるのだという。その逸品を求めて都内の大手釣り具量販店を訪ねた。
「反町さんが“監修”されたとかで、発売当初は品切れが続出しましたよ。ただ、かなり大きい魚を釣りたい上級者向けの商品なので、関東の店舗ではあまり取り扱っていないんですよ」(店員)
と、誰もが手にするような万人向けではないようだ。
それもそのはず、商品を開発した岐阜県の釣り具メーカー『ジークラック』の青木邦充社長に話を聞くと、
「反町さんが真顔で“琵琶湖でワールドレコードをねらいたいんですよ。そのためのルアーを作ってくれませんか?”と、私に相談されたのが始まりです。より大きいバスを釣るため、反町さんのために作ったルアーなんです」
どうやら反町の希望でオーダーメードしたものをもとに製作しただけで、監修、プロデュース商品といった名目ではなさそうだ。
そして彼が言う“ワールドレコード”だが、実は公式記録(73・5センチ)は'09年に“お膝元”の琵琶湖で釣られているのだ。悔しい思いをしたのだろう。
「釣りたいものも釣れないこんな世の中じゃ」と言ったかは定かではないが、作ってもらった特注ルアーを“相棒”に、反町は今なお記録に挑戦し続けている。
そんな願いも込められたルアー名は『Grande The One』。頭文字をとると、そう、代表作ドラマ『GTO』(フジテレビ系)だ!
「『GTO』はすでに別の商品で商標登録されてしまっていたんです(苦笑)。それで“大物を釣り上げてほしい”という意味も込めてつけました。それでもほかの釣り人には『GTO』として親しまれていますね」(青木社長)