先日、発表されたのは中森明菜による全国7都市のディナーショーの開催。4万円以上の高額チケットは発売と同時に即日完売。そのため本人たっての希望で、東京・名古屋・大阪での追加公演が決定した。
「明菜の全盛時代を知っている40〜60代のファンは“やっぱり明菜じゃないとダメだな〜”と感じている人が多いのが特徴です。さらに7年間ファンの前に姿を現していないとなると、その分、生で歌を聴きたいという気持ちが、より強くなっているはずです」
そう語るのは、芸能ジャーナリストの渡邉裕二さん。
「'80年代に明菜から受けた衝撃を忘れられず、さまざまなスキャンダルを乗り越えて、彼女の復帰を心待ちにしている熱狂的なファンが多いんです。普段はディナーショーに行かない層じゃないかな」
活動を休止するまでは毎年恒例となっていた、明菜のディナーショーが、ついに復活ということもあり、その注目度は今も高い。
その一方で、彼女とともに'80年代のアイドル全盛期を支えた松田聖子は、今年もクリスマスディナーショーを行う予定。チケット代も、中森明菜の最高額5万円からは500円値が下がるものの、S席はチケット1枚4万9500円の高額ランキングの上位をマーク。今も“ディナーショーの女王”の名を欲しいままにしている。
「聖子のディナーショーに行くファン層は、ショーだけでなく当日に着ていく服に気を配ったり、料理を楽しむなど、毎年恒例のプレミアムなお楽しみ、という感覚で参加していると思います」
同じディナーショーでも、“復帰”というファンの期待を背負っている中森明菜とは、その意味合いが異なるのだ。
「やはり明菜と聖子といえば、インパクトのある存在感やスキャンダルの大きさを含めても、芸能界を代表する2大巨塔。
どちらも、高価だが、それぞれのファンにとって特別なディナーショーであることには変わりないでしょうね」
キャスティングや内容によって、ホテルの色が出るのも、ディナーショーのおもしろさなのかもしれない。芸能人の稼ぎ時といわれる年末ディナーショー。主催のホテルにとっても、他社との差別化を図る狙いもあるとか。
「しかも、お客さんにとっても至近距離で大好きなアーティストの生歌を堪能できる絶好の機会。プレミアムな空間を楽しんだ者勝ちですよ」(前出・渡邉さん)
それではさっそく、ランキングを見てみましょう! まずはトップ21〜40位まで!
続いて、1〜20位!