爽やかな秋晴れで、スポーツを楽しむのにうってつけだった10月下旬のとある週末。東京・明治神宮野球場は、大いに盛り上がっていた。
「六大学野球の'16年秋季リーグが行われていました。その日が特に盛り上がっていたのは、明治大学が立教大学に勝てば優勝が決まるという大一番だったからです」(観戦した大学生)
六大学野球とは明治、立教のほか、慶應義塾大学、早稲田大学、法政大学、東京大学の6校で行われる野球リーグ。北海道日本ハムファイターズに在籍する斎藤佑樹投手が早大在学中は、3万人超の観客が押し寄せたほどの人気だ。
「1925年から、90年以上続く伝統あるリーグです。どこの学校もたくさんの生徒が駆けつけるので、応援席でのパフォーマンスも迫力がありますよ」(応援に訪れたOG)
特に優勝がかかったこの両日の試合は、両校ともに応援に熱が入っている。そんな中、観客席でも黄色い声援を浴びる“明治大学OB”がいた。
「内野席には“ドリームシート”という特別席があるんです。そこで熱心に明治大学を応援する山下さんがいたんですよ」(前出・観戦した大学生)
山下智久は'04年に同大学の商学部に入学、'08年9月に卒業している。試合が行われていた土日2日間とも、優勝をその目で見届けるために球場へと足を運んでいたのだ。
「明治大学は紫紺をスクールカラーにしています。土曜日の山下さんは、首に紫のタオルをかけて、両袖の一部が紫になっているジャージのようなアウターを着ていましたよ」(前出・観戦した大学生)
愛校心がファッションに表れるほど、気合が入っていたのだ。そんな姿を目撃したという山下のファンは、こんな話を聞かせてくれた。
「月9『ブザー・ビート』(フジテレビ系)への出演や、セカンドシングルの『Loveless』が発売された'09年の春から秋ごろに、山Pがよく着ていた服なんです。この日のために引っ張りだしてきたんだと思いますよ」
応援に駆けつけていたのは山下だけではない。優勝を決めた日曜日には、今やテレビで見ない日はないあの朝ドラ女優も、神宮球場で明治大学に熱視線を送っていたという。
「土屋太鳳ちゃんです。朝ドラに出ていただけにさすがの知名度。たくさんの人に囲まれながら、紫色のメガホンやタオルなどをかわるがわる持たされていましたよ」(前出・応援に訪れたOG)
しかし彼女は現在、別の大学に在学中のはず。なぜこの試合を見に来ていたのかというと、大好きな“あの人”の影響があったのだ。
「太鳳ちゃんのお姉さんは、明治大学応援団のバトン・チアリーディング部のOGなんです。美人でスタイルもよく、今でも実業団のチアをしているんですよ」(前出・応援に訪れたOG)
声をかけられても嫌な顔ひとつせず、握手に応じていたという土屋。「ウチの姉なんです〜♪」と隣にいる姉を紹介しては満足げだったとか。