《カフェで自撮りの練習中、盗撮された。どうせなら、もっとおもしろい顔できるのに!》

 おどけた表情の自撮り写真をInstagramにアップしたのは黒柳徹子。すっかり使いこなしているようで、毎日のように食事やファッションの写真を投稿している。

「9月22日に放送された『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で黒柳さん自身が撮った写真を披露したとき、ゲストの福山雅治さんが“かわいい写真ですね。インスタグラムにアップしてみたら”と提案しました。すると、放送後、本当に始めたんです。83歳とは思えないオチャメな写真が人気となり、フォロワーはすでに25万人以上です」(テレビ誌ライター)

黒柳徹子は福山雅治の勧めでInstagramを開始! 黒柳は食べ物の写真も頻繁にアップする。栄養満点で健康的な食事が多い

 スマホを使いこなし、インスタを楽しんでいるようだ。

「食べ物は真上から撮影する美しい構図がお得意。ハロウィンで仮装した写真も披露していたし、完全に“女子”ですね。若い世代の女性フォロワーも多く、“こんなキラキラしたおばあちゃんになりたい”と憧れの声があがっています」(前出・テレビ誌ライター)

 黒柳の好奇心の強さが、年をとっても衰えないのは驚きだ。SNSを使いこなしているシニア芸能人はほかにもいる。

「黒柳さんが“カワイイ系”“キラキラ系”だとしたら、夏木マリさんは“ファッション系”“アート系”ですね。これまでに、2000を超える写真を投稿しているベテランユーザーです」(ファッション誌ライター)

 サイドを刈り上げにして頭の上で結った奇抜な髪型を披露した写真など、ヘアメイク雑誌のグラビアのよう。

「着こなしの難しそうなハイブランドの服を着た写真もよくアップしています。パリやニューヨークに滞在中の写真もよく載せていて、“カッコいい”ライフスタイルが注目されています」(前出・ファッション誌ライター)

Twitterヘビーユーザーの研ナオコ&笹野高史

 研ナオコはTwitterのヘビーユーザー。目立つのはスポーツイベントについてのツイート。9月の全米オープンテニスではテレビ画面の写真を添えて《全米オープン錦織圭マレーを破り2年ぶりベスト4進出/(^o^)\》と錦織選手を応援。放送を見ながら実況ツイートしていた。

「ファンのツイートに返信したりして楽しんでいましたね。また研さんは昨年の世界野球WBSCプレミア12でも、審判のジャッジへの文句や監督の采配への意見をつぶやいていました。相当なスポーツ好きなのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 逆に、自分の行動がツイートされてしまったことも。

「彼女が東京ドームで観戦した様子がテレビに生中継で映し出されたんです。その画像が一般人のツイートで拡散されたことが話題になりました(笑)」(広告業界関係者)

 “おじいちゃん俳優”というお茶の間のイメージとは正反対なのが笹野高史実は“最先端おじいちゃん”なのだ。

「この間も《やっと届いた「iPhone 7 Plus」! どこからどこまで真っ黒。不思議に手に馴染む》とツイート。発売されたばかりの最新モデルをさっそくゲットしていたんですね。しかも、新しくSuicaに対応した機能を使って電車に乗ったこともツイートしています。最新テクノロジーを積極的に利用するし、何より新しもの好きですね」(前出・テレビ誌ライター)

研ナオコ、笹野高史

 顔文字や絵文字を使うのはお手のもの。'09 年からツイッターを始めていて、すでに2万5000近いツイート数なのだ。スマホが大好きで、ゲームにハマったことも。

「『ツムツム』というディズニーキャラクターが登場するスマホ向けパズルゲームに夢中になったと話していました。ハイスコアを出すためのアイテム購入に50万円以上、費やしていたんだとか。なぜそんなにお金を使うのかと問われると、“負けたくないから……”と答えていました(笑)」(芸能プロ関係者)

和田アキ子は“ネット作法”を知らずプチ炎上

 一方で、SNSとはちょっと相性が悪かったのが和田アキ子。昨年9月にニューアルバムの告知のためにTwitterを始めた。しばらくは毎日のように更新があったのだが、今年の2月を最後に更新されていない。

Twitterでプチ炎上を起こした和田アキ子

「始めた当初は話題になりましたね。ラジオの生放送に出演した際にアカウントを作ったことを告知したところ、放送開始から30分ほどでフォロワーが3000人も増えました。和田さんはそれから熱心に毎日ツイートしていましたよ」(ラジオ局関係者)

 文字だけだったのが、だんだん絵文字が増え、自撮り写真もアップするように。

共演者との写真をよくアップしていたんですが、うっかり彼らのプライバシーがバレるようなツイートをしてプチ炎上。ネット作法をよく知らなかったんですね。飽きてしまったのか、今年2月になるとめっきり更新が減って、ついにストップしてしまいました」(前出・芸能プロ関係者)

 芸能人に限らず、SNSを利用するシニアは増えているという。スマホに慣れていないシニア芸能人が、なぜこんなにもハマってしまうのだろうか。ITジャーナリストの三上洋氏に聞いてみた。

「周囲の誰かにセットアップしてもらった人も多いと思います。これまでメディアを通じて自己を発信してきたタレントさんは、ファンの方たちと直接やりとりをする機会が少なかったと思います。SNSなら自分が撮った写真を自分の好きなようにアップできるし、ダイレクトに反応がある。今までなかった体験が新鮮だったんでしょうね

 SNSを始めることのメリットはなんだろうか。

シニアの方となるとなかなか新しい出会いが少なくなってくると思うんです。これがSNSを通じて新しい世界に触れたり、同世代じゃない人たちともつながることができると思うんです。フェイスブックなどを通じて同窓会需要も高まると予想されます」

 若さあふれるシニア芸能人たちをフォローして刺激を受けてみてはいかが?