注目が集まるSMAPの紅白歌合戦出場の行方。一体、どうなってしまうのだろうか。
「9月に行われた定例会見で、NHKの籾井勝人会長はSMAPに出場してほしい、ジャニー社長と直接会って話がしたいと発言したんです。
会長が出場者の選考に関わることはありませんから、ルール違反の発言です。ただ、これでSMAPが紅白を花道に引退するのではないかという望みを持つファンもいましたね」(テレビ誌ライター)
会長が公式にコメントしたことで、水面下でNHKとの交渉が行われているともいわれている。ただ、メンバーたちの反応は冷ややかだった。
「会長の発言があった当初は、誰ひとり首をタテに振る者がいなかったそうです。でも、ここにきて状況が少し変わってきました。
裏切り者呼ばわりされてすっかりイメージが悪化した木村は、名誉挽回のために出場に前向きだといいます。中居も、“最後なんだから出てもいいんじゃないか”と態度を軟化させているようですね」(テレビ局関係者)
しかし最大の問題は、やはり木村と香取の関係だ。1度できてしまった溝は簡単には埋まらない。
「草なぎと稲垣は自己主張はあまりなく流れに乗るタイプですが、解散発表のときも、香取が頑として活動休止を飲まなかったと言われていますからね。
彼は、自分が母のように慕っていたI元マネージャーが辞めたのは、すべて木村の責任だと思っているようでどうしても許せないんです。紅白の出場も最後まで拒み続けているのが香取だといいます」(スポーツ紙記者)
もともと香取は木村のことを年上の先輩として尊敬し、憧れてもいた。
「信頼していただけに、失望して拒否反応を示すようになってしまったんでしょうね。繊細な心を持つ彼は、木村と一緒にいることが耐えられないんです。
ただ、最近になって変化があったという話もあります。香取が木村とおそろいのバングルをつけて『スマスマ』に出演していたというのです。もしかしたら、和解の話し合いがあったのかもしれません」(前出・芸能プロ関係者)
木村と香取の和解が紅白出場のカギとなるのは間違いない。さらにNHKは“今年はSMAPの紅白”を旗印に、なんとしてもジャニーズ事務所のOKサインを得ようと必死なのだという。
11月3日に放送された夜の看板ニュース番組『ニュースウォッチ9』ではトップニュースがなんとSMAP特集というほど力が入っている。
さらに今年の紅白は、いつもと違う超仰天プランが進められているというのだ。
「SMAPが出場する場合と不出場の場合の2つの進行パターンが考えられているそうです。
ギリギリまで待ってOKとなれば、構成がガラリと変わりSMAP中心の紅白になるというのですから前代未聞ですよ。
NHKはSMAPと心中する覚悟だといっても過言じゃないですね」(前出・大手広告代理店幹部)
ファンの声だけではない。SMAP存続に向けて、あらゆる秘策が練られているようだ。