11月22日、『日本財団パラリンピックサポートセンター』が主宰するイベント、『パラフェス2016』が国立代々木第一体育館で開催される。“目玉”企画のひとつとなっているのがSMAP香取慎吾が描いた巨大壁画だ。
「昨年11月の同財団新オフィス設立に向けて、香取さんが10日間、延べ60時間をかけて描いた縦2・6メートル、横5メートルの大作です。
今回はその実物大レプリカが展示されます。同時に完成までのメーキング映像も流れます」(広告代理店関係者)
昨年11月に就任した応援サポーターとしての役割も解散によって事実上、終了するSMAP。残念ながら、これがパラリンピックへの最後の“応援”になりそうだ。
「『i enjoy!』をテーマに描いた壁画をメンバーに披露した際、とくに香取さんの才能を認めている木村拓哉さんは、ところどころにちりばめられた『愛』の絵に、“なるほどね。これはすごいよ”と賛辞を送っていました」(前出・広告代理店関係者)
これまでも絵画やオブジェなどなど、アート活動に勤しんできた芸術家肌の香取。『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)が発行するフリーペーパー『SmaTIMES』の裏表紙には、得意のイラストをいまも描き続ける。
そんな『スマステ』は今年10月で放送15周年を迎えている。当時、24歳で生放送を担当することになった香取にかかったプレッシャーは計り知れなかっただろう。
「『報道ステーション』に『ミュージックステーション』『〜ステーション』は同局の看板番組です。当初は飄々とこなしていた香取さん。でも、次第に国内外からの緊急ニュースやさまざまなアクシデントなど、生放送ならではの現場を経験していくうちに“怖くなってきた”と漏らすことも多くなりました」(制作スタッフ)
そんな香取を陰で支え、苦楽をともにしてきたスタッフたち。当然、絆は深まり反省会では本音で意見を言い合える関係が構築されていった。月イチで食事会も開いていたという彼らは仲間、いや、香取で言う“なまか”なのだ。
そして10月上旬、香取ら一行は六本木界隈の駅からほど近い店で、食事会を兼ねたささやかなお祝いをしていた。
「“15周年だし、ちょっと行きますか”と軽い気持ちで、スタッフがいつものように慎吾クンを誘ったそう。10人にも満たない小さな会は六本木という土地柄、外国人客が多く訪れるレストランバーでスタートしたみたいです」(テレビ局関係者)
各々が15年間の思い出話に花を咲かせる中、おのずと“これから”の話がポツリポツリと出始めたという。
「“海外のファッションニュースなんかも取り上げたいよね”といった話が出る中、お酒もまわってきたスタッフの1人が、“もっともっと、20周年、いや30周年を目指しましょうよ!”と盛り上がりが最高潮に達したとき、慎吾クンが“ちょっとゴメン”と切り出したそう」(前出・テレビ局関係者)
それまで場を見守るようにおとなしくしていた主役のひと言に、静まり返るスタッフたち。すると、こんなことを打ち明けだしたという。
「しばらくは芸能活動を休業して、アメリカとかヨーロッパに行ってファッションやアクセサリーの勉強をしたいんだ。“8月いっぱいまでは仕事を受けるけど、9月以降は入れないで”って(ジャニーズ事務所には)言っている」
契約更新となる9月を機に、どうやらファッション、アート留学を考えているようだ。後に『Shingoブランド』を立ち上げる夢もあるのかもしれない。そのために“休業”するのだという。
「おそらくは一部が漏れ伝わって、《芸能界引退》《アメリカに行く》などと報道されたのでしょう。ですが香取が言う休業をジャニーズが受け入れない場合、それは“事務所を辞める”ことになり、結果として引退になるのかもしれません」(芸能プロ関係者)
I元マネージャーの退社に木村の“裏切り”、解散騒動を通じてショックに打ちひしがれたであろう香取。だが、いまの彼の様子は違うようだ。
「“告白”した香取は非常にスッキリした面持ちだったと聞いています。来年1月31日で40歳の節目を迎えるにあたって自身の進路をもともと模索していた。その矢先に騒動が起こり、皮肉にも背中を押すことになったのかもしれません。
これは彼にとって引退ではないのです。キムタクとも別のフィールドに立てば自然と関係も修復されることでしょう。あとは、解散撤回を叫び続けているファンが納得してくれるか、それが悩みどころでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)
香取本人の口からすべてが語られる日は、そう遠くはないのかもしれない。