「冬のデートはイルミネーションを見に行きたいです。普段は行かないような、ちょっとおしゃれな場所で特別感を出したりして」
累計150万部を超えるベストセラーが原作の主演映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が17日より公開になる福士蒼汰。電車の中で出会った女性・愛美(小松菜奈)に一目惚れをする美大生・高寿を演じた。
人気小説が原作なだけにやりがいのある作品だったと振り返るが、一目惚れをした経験は?
「あまり思い出せないですけど……でも、よく犬に一目惚れします(笑)。街で歩いてる犬とか、可愛い犬の動画を見て癒されるんですが、犬はどの種類も可愛くてズルいです」
そう話す福士の柔らかい笑顔も、ズルいほど可愛い!
初共演となる小松菜奈とは意外な共通点があったそうで、
「彼女には兄が2人、僕には姉が2人いて、お互い末っ子。撮影中は毎日一緒だったのですが、人と仲よくなるタイミングとか接し方の感覚がわかって、通ずるものがありました。僕はいつも趣味の話からスタートすることが多いんですが、小松さんとも“ご趣味は?”から始まったと思います。でも、特に合う趣味もなく……(笑)」
もう1人、初共演となった東出昌大とはうちとけるスピードが速かったそう。
「ご一緒できたのはほんの数日でした。でも同級生の役だったので、東出さんから“敬語をなくそう”って言ってくださって。すごく優しくて包容力のある方だったので、甘えさせてもらいました。東出さんは僕よりも年上でしたし、そのほうが合うかなぁと思って。それを役にもすり合わせて演じたので、そういう部分も伝わるとうれしいです」
約1か月の京都ロケ。鴨川は、特別な思い出が……。
「『仮面ライダーフォーゼ』(’11~’12年)のロケで、(川に)落ちたことがある思い出の場所です(笑)。街と隣接している風景がとても素敵ですよね。ほかにも、京都府立植物園は、イルミネーションがすごくきれいで雰囲気もいいですし、デートにピッタリな場所だなと思いました」
映画タイトルに明日・昨日とあるように、“時間”がひとつのキーポイントに。もし過去か未来に移動できるなら?
「未来! 自分自身はどうでもいいです(笑)。ただ、未来の科学進歩はすごく気になる。よく映画とかで見る近未来とか、本当に進化しているのかなって見てみたいです」
<もうちょっとインタビュー>
福士家の家庭の味は?
「生姜焼き! 母親が作る生姜焼きは、甘くて柔らかくておいしいです。隠し味にはちみつを使ってるって言ってました。この映画の撮影期間中に自分で作ってみたら、意外とおいしくできてホッとしました。食べたのは僕ひとりですけど(笑)」
もうすぐクリスマスだけど……。
「毎年、家族とチキンやケーキを食べて、ツリーに飾りつけをして過ごしてたと思います。サンタさんですか? たぶん、小学生くらいまでは来てくれてました(笑)。家族全員、仲いいです。姉と買い物に行くとかも、まったく抵抗はないです」