「今年は刺激のある年にしたいですね。例えば役では悪女とかもやってみたい。男性とかたぶらかしたりもするけど、そんなに悪くなく、実はかわいそうな人みたいな(笑)。どんなことも気を張ってマンネリ化せず、毎日を過ごせたらいいなって思います!」
そう笑顔で抱負を語ってくれた篠原涼子が、『愛を乞うひと』(1月11日、日本テレビ系・夜9時〜放送)で『オトナ女子』以来となる約1年ぶりのドラマ出演。母娘の数十年にもわたる愛憎を描いたヒューマンストーリーだ。そこで篠原は、娘を虐待してしまう母・豊子と、時を経て大人になり、その母から受けた凄惨な幼少期を思い起こす照恵という、自身初の1人2役に挑戦している。
「子どものことが手に負えなくて苛立ったりするときって、どんな親でもあると思うんです。豊子は心がもろいがゆえに攻撃的になり、娘を大きく傷つけてしまった。でも、叱り方の表現が違うだけで、子どもにわかってもらいたいとか、感情の根本は私たちと一緒なんです。そういう意味でも、男女問わず自分に置き換えて見ていただけますし、何かを感じてもらえたらと思います」
自身も8歳と4歳の男児の母として、忙しい毎日を過ごす。
「怒るときもありますが、褒めるときはグチャグチャになるくらい頭をなでたり。“もうやめて〜”って言われるほど褒めてます(笑)。下の子はべったりで、上の子はお兄ちゃんになってきたので少し離れることも。でも、私が寂しいなって思ったりすると“ママがいい〜”って寄ってきてくれるので、恋人同士みたいって言われますね(笑)」
最近、子どもたちが喜びそうな面白い料理を考えたそう。
「餃子の皮で作ったカレーパン。餃子の皮に少し固めに作ったカレーをのせて2枚で挟んで、溶かしバターを塗り、その上にパン粉をのせて200度のオーブンで約10分焼いて完成。子どもたちも“おいしい”って食べてくれて。手軽で簡単なのでお試しください!」
撮影は台湾でのロケも敢行。苦労することも多かったけど、たくさんのいい思い出もできたそう。
「阿里山という茶畑とかも有名な場所でよく撮影をしました。山奥で片道3時間くらいかかるので、移動は大変でしたね。あと、台湾で誕生日を迎えたんですが(8月13日)、撮影後にスタッフの方がサプライズで花火を打ち上げてくれたんです! それもすごすぎて少し火の粉が落ちてくるくらい本格的なもの(笑)。本当に美しかったですし、思い出に残る誕生日になりました」