IKKO

 美容家としてだけではなく、情報番組などのコメンテーターとしても活躍するIKKO。そんな彼女が共演者に対し、欠かさず行っていることがある。

毎回、IKKOさんは共演者ひとりひとりに、差し入れをされているんです。しかも、司会者や先輩タレントだけでなく、出ているコメンテーターやちょっとしたコーナーで出る人にまで全員にお渡しになるんです。

 洗顔石けんやリップクリームなどの美容品が多いのですが、美味しいお菓子なども贈られていますね。しかも、毛筆で書かれたお礼状も添えられているんです
」(テレビ局関係者)

 番組で共演したタレントの武井壮も、自分のツイッターで贈られた美容石けんと直筆のお礼状の画像とともに、こうつづっている。

IKKOさんは番組で共演すると必ず素敵な筆書きのお手紙と、美容にいい石鹸やリップなどをプレゼントしてくださる。美容界の実業家として成功されて、エンターテイナーとして番組で愛されて、周囲にも気遣いしてくれる大先輩。見習おう》('16年8月16日付オフィシャルツイッター)

 美容界のみならず、テレビ界でも確固たる地位を築いているIKKO。なぜ、現在もそんなことをしているのか本人に直接聞いてみた。

初めてテレビに出させていただいたときからさせてもらっているんです。自分の作った商品を贈るのはえげつないので、なるべくみなさんに喜んでいただけるモノをこだわって選んでいるんです

 だからこそ、自分が使ってよかったと思う美容品や美味しいと思ったお菓子などを贈っているという。

モノをあげることがいいということじゃなくて、気持ちがあれば手ぶらでもいいんですよ。でも、40歳を過ぎていた私が“ちょっと使ってください”って挨拶のときにプレゼントをお渡ししたほうが粋なんじゃないかなって

 そして、贈り物とともに添えられている直筆のメッセージ。毛筆でつづられ、ひと文字ひと文字に気持ちが込もっている。

毛筆で丁寧に書かれたお礼状。書家としても“雅冬炎”の名で活動している

 だが、出演者全員となると、そうとうな手間だと思われるが─。

大変よ。でも、大変って言ったら女がすたるよね。だって自分が決めたことだから。『バイキング』の場合は2時間くらいかな。気持ちとしてみなさんに心を込めて贈っているんです。テレビに出させていただいている限り続けていこうと思います。

 私の心意気、そして礼儀だろうと思う。それは、目上の方とか後輩とか関係なくね。私は共演者と一緒に食事行ったりとか、あまり必要以上にお付き合いをしないんです。でも、そのかわり、感謝の気持ちを込めてきちんとご挨拶だけは礼儀をつくしたいなと。意図的にやっているわけじゃなく、本当に気持ちなんですよね」

 感謝の気持ちを常に持ち続ける。それがIKKOが教える“美の秘訣”かもしれない。