加藤シゲアキ

ふつうはプロデューサーやディレクターなどが内容を決めて進めていくんですけど、加藤さんはご自身で資料本を探したり、試食をしたりして、人任せじゃないんですよね」(テレビ局関係者)

 NEWSの加藤シゲアキが金曜レギュラーを務める『白熱ライブ ビビット』(TBS系)。その冠企画「カトシゲのお取り寄せハウス」が注目を集めている。その道のプロからオススメの食べ物を教えてもらい、かつ自分でも料理に挑戦したりするコーナーだ。

 お茶漬けをテーマにした1月13日の放送でも「人任せじゃない」姿勢はいかんなく発揮され、

鰻に玉露を注いだり、ふつうの人には思いつかないことをしていましたね。しかも玉露の淹れ方もちゃんと正しい知識を持っているんです

 と前出のテレビ局関係者。

「50〜60度に冷ました湯でゆっくりゆっくりと注いでました。共演している言語学者の金慶珠さんが“もっとジャーッと淹れなさいよ”と言っても“いえ、だめなんです。こういういいお茶は低温でゆっくり淹れないと甘味に変わらないから”って」

 ゲスト出演した料理研究家の八代恵美子さんも、

いま、おだしに粉だしを加えるのが流行っているとかもご存じで、鯛のお刺身のお茶漬けをご紹介したら、どこそこの何々も生で食べられますよねって、それ以上の知識が出てくるんです

 梅干しの入ったお茶漬けを口にすれば「梅の酸味がだしのうまみの甘味と合っているから」と的確にコメント。

食レポも経験に基づいた言葉なんですね。実際に梅を漬けているそうです。最初は梅酒を作ったけど、あんまり飲まないので梅干し漬けにしたとか」(八代さん)

カトシゲもハマった!? 八代さん(右下枠内)の著書『極旨! ごちそう だしごはん』(主婦と生活社)。画像をクリックするとアマゾンの購入ページにジャンプします

 また、爪が整えられた「お料理する手」や、ごはんの「清潔感あふれるかき込み方」にも目を奪われたそう。

口の中にものを入れてしゃべっても、全然汚くなくて。金さんが“あんた、なんかカッコいいわね。あたしもかき込む練習”ってまねをしていました(笑)」(八代さん)

 とはいえ、青学大出身の高学歴アイドルとして小説をヒットさせるなどしてきたが、料理や食に堪能なイメージはなかった。グループの葛藤を描いた『NEWS あの日のままで』の著者のひとりである元スタッフも「以前はそんなに料理とかに興味なかったと思いますよ」と言うが……。

もともと理屈っぽくて凝り性。ブレイクのチャンスが少なかったぶん、ちゃんと準備するのは昔から身についてます。こまごま調べるのも好きだから、けっこう勉強したんでしょう。あと、小山慶一郎くんのお姉さんが料理家だし、KAT-TUNの中丸雄一くんとかあの世代で料理が流行ってることの影響もあったのかも」(元スタッフ)

 そういえば、同じく凝り性の嵐・大野智とも仲がいい。その影響で釣りが好きになり、いまでは魚も自分でさばけるほど。「道具フェチ」でもあり、料理器具のメッカ・合羽橋にまで足を運んだりも。

 ちなみに、八代さんの著書で紹介されたオイルだしにも興味シンシン。また、卵黄のだし醤油漬けのお茶漬けに魅了されていたというウラ話も。週4でやるという自炊にもさっそく取り入れているのだろうか。

食材の組み合わせの話などもセンスがよくて、女子力が高いですね。加藤さんと結婚する女性は幸せですよ」(八代さん)

 もっとも、人気急上昇の加藤は今、新ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)で新米刑事を熱演中。その“女子力”はファンをときめかせることに使ってくれそう!