SMAPが解散したのは昨年12月31日のこと。2017年からはファンたちが、SMAPにゆかりのあるスポットをそれぞれ巡っているという。そんななか『週刊女性』の記者も、SMAPにとって大切な場所で話を聞こうとある“聖地”を訪れていたーー。
そこは、'96年4月のスタートから湾岸スタジオに移行する'08年まで、『スマスマ』収録が行われていた世田谷区の“TMC”こと東京メディアシティ。スタジオ内の『今昔庵』は、メンバーにも愛されてきた喫茶店だ。
若かりしSMAPの胃袋を満たしてきた、いわば“育ての父”が“マスター”こと福田起弘さんである。
「レコード店に飾られた衣装を見て泣き出すような繊細なファンだよ。さすがにここは本人たちとの“距離”が近すぎるし、そういうファンが来られる場所じゃないでしょ」
それも納得。マスターと話しているうちになんと、草なぎ本人が正面入り口から入ってきた。
そう、放送中のドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)はTMCで撮影しているのだ。
足早に笑顔でマスターに挨拶する草なぎは、変わらず『今昔庵』で食事もするという。
「環境は変わってもあいつら個人は何も変わらないし、俺も態度や接し方を変えるわけじゃない。ここは帰れる場所でなくちゃいけないんだ」
解散については例にもれず寂しく思うマスターだが、
「剛には“いろいろ大変だったな”とだけ声をかけたけどそれ以上は何も聞かない。結果として解散になったけど、あいつらも望んでそうなったわけじゃない。
それでも最後は自分たちで決めたことなんだから、俺たちは変わらず見守っていくだけでしょう」