「恋愛に嫉妬は避けられないものであり、一番怖いものだと思うんです。そこが深く描かれているので、見る方にとってはたまらないドラマなんじゃないかな、と」
1月20日からスタートする金曜ナイトドラマ『奪い愛、冬』(テレビ朝日系 毎週金曜 夜11時15分〜※一部地域を除く)に出演する大谷亮平。昨年、韓国から日本へ活動拠点を移し、『逃げるは恥だが役に立つ』で演じたハイスペックイケメンっぷりで女性から絶大な支持を得た大谷が、今年はドロドロの恋愛劇に初挑戦!
「『逃げ恥』はキャストや原作、脚本、ダンスなどいろんな要素がうまく合わさって成功したドラマだったと思います。たくさんの方に愛された作品に参加できたことは、今でもまだ不思議な感じがしますね。
そこから、またすぐに新しい作品のお話をいただけてうれしいですけど……少し時間が欲しかったかなという気持ちもあります(笑)。いや、すごくありがたいですよ、もちろん! ドロドロしてるけどキュンとする“ドロキュン”というテーマが斬新で面白いので、僕自身もワクワクしています」
“ムズキュン”からの“ドロキュン”となれば聞かずにはいられない! 最近キュンとしたことは?
「ありました! でも、それが何だったかすぐに思い出せない……(笑)。ドラマの現場は和やかだけど緊張感もあるので、その空気の中で女性にちょっと優しくふるまわれるとキュンとします(笑)。『逃げ恥』で共演した石田(ゆり子)さんとは、撮影が終盤に差しかかったころ“終わっちゃうね〜”って話したんですけど、名残惜しかったです」
大谷亮平が思う「男の脆いところ」
今回の役は、妻帯者でありながら再会した元恋人・池内光(倉科カナ)と禁断の愛に走りだしてしまう森山信。
「すごくまじめで責任感が強い男です。奥さんとの関係も守らなきゃいけないけど、光との間で気持ちが揺れ動いてしまう。
思うんですけど、そういうときの男ってすごく脆(もろ)いんですよ(笑)。理性がきかなくなってしまうところなんて、女性より全然、脆いです」
現在、36歳。自身の結婚願望は?
「普通にあります。でもまだ、いつかは……くらいにしか思っていません。1人の生活が長すぎるので、家事もすべて1人でできますし。これって結婚を考えるうえではマイナスポイントになっちゃうのかな?(笑)。
生活自体は、今やっと日本になじんできたなという感じで、12年間ソウルに住んでいたので、今でもたまに街で“あ、日本語が聞こえる”って思うことがありますね。それが当たり前なんですけど(笑)」
女性を奪い合った経験は……?
これまでに女性を奪い合った経験は……
「ありません(笑)。友達と同じ人を好きになった経験はありますが、すぐ引いてしまうタイプだったなぁと今思い出しました。そこで自分から突っ込んでいったり、勝負するということはなかったです、僕は平和主義者なので(笑)」
逆に大谷さんをめぐって女性が争ったことはあるのでは? と聞くと、「若いときはあったかもしれないですね」と濁しながら笑った。
ドロキュンたっぷりな展開で、新たな“大谷亮平”が見られることを期待しています!
「男として苦しいだろうなと思いながら信という役を演じています。ただのドロドロや嫉妬だけじゃ収まりがつかないようなパワーを秘めているドラマなので、楽しみにしてください!」
2017年、もっと極めたいと思うことは? と聞くと、
「初出演映画『神弓─KAMIYUMI─』(2011年)で暴れ馬を乗りこなす撮影以来、馬が大好きになったんです。監督から“馬に乗る人生と、乗らずに終わる人生は違う”と言われて、そのときは何を言ってるんだと思っていたんですけど(笑)、実際に乗ってみると本当に面白いんですよね。いきなり座り込んだり草を食べ始めたり……予測できない動きをする馬を乗りこなせるようになりたいです!」