「今の形になったのは、年が明けてすぐですね。工事が終わって、カーテンなどがつけられましたよ。1月下旬の夕方には、引っ越し業者のトラックが2台来て荷物を積み下ろしていました。淳子さんや裕太さんはいませんでしたね。スタッフらしき人たちがけっこう夜遅くまで作業をしていました」(新居の近隣住民)
東京都渋谷区の閑静な住宅街。『週刊女性』記者が昨年12月中旬に高畑淳子の新居予定地を訪れた際は、まだ建築中で未完成の状態だった。しかし、現在は施工業者の姿はなく、部屋の中にはカーテンがかけられていて、すでに完成しているようだ。だが、ルンルン気分とはいかない。
「昨年8月に、息子の裕太さんが群馬県内のビジネスホテルで女性従業員への性的暴行容疑で逮捕されました。その後、両者間で示談が成立して、不起訴処分になりました」(スポーツ紙記者)
母親である淳子も追及を受けた。気分を一新しようと、新年から新生活を考えているのかもしれない。
「新居の広さはおよそ140平方メートル。以前は菓子折りを持って近所に挨拶まわりをして、裕太さんと一緒に草むしりも行っていたみたいです」(不動産関係者)
お値段もオドロキで、
「この物件は土地建物合わせて推定で2億5000万円にのぼります。それまで住んでいた自宅と合わせると、総資産価値は推定5億円になるそうです」(前出・不動産関係者)
新居には現在、人が暮らしている気配もあるようだ。
「2月初旬の夜に、淳子さんの家の明かりがすでについていました。2階だけ明かりがついていたので、そこが居住スペースになっているんでしょう。もう、生活の拠点が完全に移っているんじゃないでしょうか」(前出・近隣住民)
では、これまで住んでいた家のほうはどうだろうか? 『週刊女性』が取材を進めると、興味深い情報が。
「2月初めの午前中に、淳子さんの家の駐車場に軽のワゴン車が3台止まっていました。スタッフらしき若い男性5名と作業服を着た方が出入りしていたので、荷物を運び出していたんじゃないでしょうか」(目撃した男性)
さらに同日の夕方過ぎには、
「家の明かりが全部ついていて、外で若いスタッフらしき方たちがホースで駐車場を洗ったり、はしごに上ってブラシで壁をこすっていましたよ。この家は売るつもりなんじゃないでしょうか」(近隣に住む女性)
思い出の詰まった家を売る理由はもちろん、
「裕太さんが出演していたドラマや映画、CMなどを合わせると、事件による損害額は1億円以上にのぼると言われています。その弁済にあてる可能性が高いですね」(前出・スポーツ紙記者)
それだけでは生活が続かない。'16年12月まで務めた主演舞台『雪まろげ』や今年10月にも『ええから加減』という作品への出演が決まっており、舞台の仕事は継続している。しかし、あれだけ世間を騒がせてしまっただけに、テレビの仕事はそう簡単にすべて元通りとはいかないようだ。
「裕太さんの事件が起こる8月まで日替わりMCとして出演していた、NHKのトーク番組『スタジオパークからこんにちは』で2月7日から仕事を再開することになりました。
しかし、番組編成の刷新に伴って、同番組は3月で終了します。念願のテレビ復帰でしたが、あっという間に終わってしまい、また先の見通しがつかなくなりそうですね」(芸能プロ関係者)
4月以降の淳子の仕事の予定や、これまで住んでいた自宅を売りに出すのかを所属事務所に問い合わせてみたが、期限までに回答はなかった。
待望の新居でのリスタートも、不安を払拭するにはもう少し時間がかかりそうで─。