クローゼットの中から不敵な笑みを浮かべて飛び出し、キスをしていた2人の男女の甘いひとときを壊す……。ドロドロの愛憎劇『奪い愛、冬』（テレビ朝日系）での“怪演”が話題の水野美紀。
「倉科カナさんの元カレ役の大谷亮平さんを奪って結婚した計算高い女の役です。結婚後も嫉妬深さから倉科さんを傷つけることをやめない女を演じています」（テレビ誌ライター）
ドラマウォッチャーの田幸和歌子さんも彼女を絶賛する。
「水野さんは、清純な美少女という路線から、舞台に活動の軸を移し、バラエティーでぶっちゃけトークもするように。キャラクター的に振り切れたイメージが今回のヒール役にはまっています。また、妊娠中にあれだけ演じられるのはすごいと思いますよ」
そう。実は彼女、身重の身体なのだ。
「12月上旬に、ドラマのスタッフが“安定期までは気をつけなきゃね”なんて話していたんです。しばらくして妊娠が新聞で発表されて、水野さんだとわかりました」（テレビ誌記者）
水野の夫は、イラストレーターで俳優の唐橋充。昨年6月に交際3か月でスピード結婚し、12月22日には妊娠が発表された。ドラマでの役とはウラハラに、プライベートは幸せ満開というわけだ。
ドラマの現場では、
「あまり激しい演技をしなくても迫力が出るように、カメラワークを工夫しています。また、ヒールをはく役なので、何かあったら大変だと監督もスタッフも気を遣ってますね。あまり寒いところで長時間立たせないように、ロケ場所を変えたりして安定期までは“水野スケジュール”です」（テレビ局関係者）
さまざまなケアをしているようだが、ドラマ撮影は不規則な生活が続く。流産などの心配はないのだろうか。産婦人科医に聞いてみると、
「妊娠が発表された時期からみて、現在は13週〜15週になるのでは。12週目以降だと、いったん安定期に入ります。注意深く健診を受けていれば、子宮の入り口が緩くなっているなどの流産の兆候もわかります。そんなに心配することはないと思いますよ」（医療法人オーク会・田口早桐医師）
お腹のふくらみ具合も気になるところだが、
「ふくらみがわかってくるのは22週〜23週くらいなので、3月中旬までは目立たないはずですよ。ただ、42歳という年齢を考えると万が一、流産した場合は次に妊娠する可能性が低くなると思ったほうがいいでしょう」（前出・田口医師）
現在の体調について、所属事務所に問い合わせたところ、
「事務所として公式にコメントすることはありません」
本人も周囲も万全の注意をしているとしても、出産は命がけの大仕事。無事に乗り切り、元気な赤ちゃんを産んでほしいものだ。