舞台で輝きを放ち、生で会える(見られる)俳優が本当に仲のいい俳優を指名してトークする「生で会えるイケメンリレー対談」、通称“生イケ対談”連載。
第4回は、和田雅成さんが安里(あさと)勇哉さんを指名! ここだけのトークをたっぷりお楽しみください。
*当記事では『週刊女性』本誌(2017年3月7日号)で収録しきれなかった対談を掲載しています。もっと読みたい方は本誌もチェック!
せっかく沖縄に遊びに来てるのに、夜の10時に「ホテルに帰ります」って
――おふたりはプライベートで沖縄に旅行に行ったそうですが、どんな旅だったんですか?
安里勇哉 沖縄料理屋に食べに行こうって言ってるのに。りんりん(※編集部注:和田さんのあだ名。由来は『週刊女性』本誌をご参照ください)は“ファミレスでよくない?”みたいなノリなんですよ。
和田雅成 マジでそうなんですよ、俺(笑)
――(笑)新しいことをしたくない?
和田 何なんですかね~。そういうことに重きを置いてないというか。
安里 何なの? その重きを置いてないって(笑)
和田 沖縄に行ったこと自体でもう、楽しいんですよ。でもそこで、別に何しようとかはないから。
安里 もう、超損する人(笑)
和田 何それ?(笑)。でも引っ張り出していろいろ連れてってくれましたね。
安里 行ったら行ったで楽しいんですよ、りんりんは。楽しむんですけど、連れて行くまでが長いんですよ(笑)。スッと行けばいいのに、必ず“あぁ~”みたいなのがあるので。ねこみたいなんですよ。だから、“面デレ(面倒くさいデレデレ)”です。
和田 アハハハハ!
安里 せっかく沖縄に来てるわけじゃないですか、しかも遊びですよ。なのに、夜の10時になったら、ホテルに帰ります? みたいな感じで言ってくるから。
和田 帰りたくなるんですよ。定時、定時(笑)
安里 翌朝早く起きて海に行こうとか、他のところに行くからとか、理由があるんだったらいいんですけど、そんなのも何もないのに、今からお前ホテルに帰って何するの? って。“まだ沖縄の夜が待ってるよ”って感じなのに(笑)
――そういう和田さんのことを安里さんは受け入れないんですか?(笑)
和田 勇哉さんは、マジで受け入れてくれないですね。
安里 受け入れないっす(笑)
――それに和田さんは従うしかない?(笑)
和田 そうですね。連れて行ってもらったんで。勇哉さんは沖縄のいろんな美味しいところや楽しいところを知ってるから、行けば楽しいので(笑)
安里 でも、なかなか動かないんですよね~。
和田 重たいんですよ、腰が(笑)
安里 そう。地方公演とか行ったら、僕は地方のおいしいメシを食べに行きたいんですよ、せっかくなんで。でもりんりんは来なくて。劇場の余った弁当を部屋に持ち帰って、本を読みながら食べるって言うんですよ。夜公演が終わって、一緒に食事に行こうって誘っても、弁当がもったいないって。
和田 もったいないお化け出ちゃうから(笑)
安里 結局、ホテルに戻って、もう出てこなかったりとかするんで。
和田 だから、『おそ松さん』の大阪公演のときも、1回くらいしかF6メンバーと一緒にご飯に行ってないですね。僕の代わりにF6のほかの5人とプラス柏木佑介さんが行ったことあったよね。6つ子のほうのカラ松が来るっていう(笑)
安里 それあったね。面白いから来いって(笑)。あ、でもホテルの部屋とかだったら来るんですよ、りんりんは。
――お互いの部屋を行き来したりはするんですね。
和田 はい。部屋でトランプはめっちゃしてたもんね。
安里 めっちゃしてました。だから逆に僕らがご飯に行くじゃないですか、そうするとグループLINEで「ほら、トランプやるよ。いつ帰ってくるの?」って(笑)
和田 そうなんですよ。待ってるわけですよ、こっちは。ご飯もさっさと食べて準備してるのに。「やんないんだったら寝るよ」ってLINEするんですよ。
安里 もう、こっちに来ればいいじゃんって感じなんですけど(笑)
和田 だったら、部屋で本読んでる。基本的にインドア派で人混み嫌いなんで。勇哉さんはだいぶアウトドア派だよね?
安里 うん。基本的にみんなでいるのが好きなんで。この間も理想のデート、彼女とデートするならどうするの? って聞いたら、りんりんはずっと家にいるみたいなこと言ってたもんね。
もしも彼女がいたら、イチャイチャしたいわけですよ(笑)
和田 例えば彼女と人混みに行くのって、ふたりの時間じゃないって思っちゃうんですよね。家にいて、その人だけを感じていたいって思っちゃうんですよ、気持ち悪いこというと(笑)
安里 いやいや、俺はいくら人がいても、その人しか見えてないみたいになると思うから、ほかは霞んでしまうけどね(笑)
和田 僕はもし彼女がいたらイチャイチャしたいわけですよ(笑)
安里 気持ち悪~(笑)
和田 普通にくっついているだけで幸せなんで。
安里 そんなのって長続きしないですよね?(笑)
和田 いや、わかってないな~(笑)
安里 たまにするからいいんじゃないですか、そういうのは。
和田 部屋でくっついてお互いに漫画読んでるとか、それで全然いいの。
――安里さんの理想のデートは?
安里 ドライブとか、メシ行ったりとか、沖縄に行ったりとか……。旅行とかに行きたいですね。3か月に1回とか半年に1回とか、ちょっと遠出をしたいですね。やっぱりそれがいいよ!
和田 僕は、たまに遠出をするならいいんですけど、ものすごーくたまに(笑)
――俳優という職業は、素敵な女性との出会いがあったとしてもブレーキかける?
和田 ブレーキだらけですね(笑)
安里 ブレーキっていうか、出会いたいって感覚が今はないですね。
和田 そうだね、ないですね。
――恋バナもしないんですか?
和田 ふたりではしないね~。
安里 しないね。さっきの“デートするなら”みたいな話とかはしたりするけどね。
――前回の取材で、和田さんは、仕事を理解してくれる大人な女性がいいのかもと言ってましたけど、安里さんの理想のタイプは?
安里 まず僕の仕事を理解してもらえらえないと、もはやお付き合いするのは無理じゃないですか。あとは僕も30歳になるんですけど、この年齢になってくると一緒にいて楽しいとかっていうよりも、楽なほうをとるかもしれないですね。
――結婚願望はありますか?
和田 僕はまったくないです。今、自分がしたいことをやってるんで。
安里 一生結婚できなくても別にいいかなとも思いますけど、子どもができないのはいやだなとかは思ったりしますね。子ども大好きなんで。
和田 そっちなんだね?
安里 うん。だから、甥っ子たちが今かわいくて。3歳と0歳なんですけど、実際はそこで満足してるところがあるんですけど(笑)。りんりんもいるでしょ?
和田 うん、かわいい~。姪(めい)っ子ちゃんがいるんですけど、ほんとかわいい。
――最後にお互いは改めてどういう存在ですか?
和田 一緒に事務所を大きくしていきたい存在です。
安里 そうだね。今、ふたりでもイベントをやったりするんですけど、そんなときに、りんりんがいてくれると楽だし、単純に楽しい。一緒に楽しく仕事ができる事務所の仲間であり、大切な友人です。
和田 僕もイベントとかでも勇哉さんに対しては変な遠慮とかなく、いい意味で好き勝手できるというか。僕がどんな球を投げても返してくれる、信頼する先輩です。
スペシャルQ&A【和田雅成編】
――お互いを動物に例えると? その理由は?
和田 ねこですね。理由は気分屋さんだから(笑)。井澤勇貴と同じで、勇哉さんも興味あることとないことがはっきりしているので。F6はそういうやつ多くて。だから気が合うと思うんですけどね。
――相手には言ってないけど、感謝していることは?
和田 勇哉さんは同じ事務所の大先輩なんですけど。最初から僕に気を使わせないようにしてくれたというか……。後輩っていう接し方じゃなくて、普通に一役者として、一友達として接してくれたところは、すごくありがたかったですね。
――初デートの思い出は?
和田 初めてのデートはサティ(大きめのスーパーみたいなところ)に行きましたね。僕も相手の子も初デートで、ふたりともただただ緊張して、2時間くらい何の興味もない洋服とかをグルグル見て回って帰りました(笑)
ホントはプリクラを一緒に撮りたかったけど、それもできずに。翌日、友達に「何で撮らなかったんだ」って怒られて、その2日後くらいにプリクラ撮りに行きました(笑)。そのあとたしかミスタードーナツにも行ったな~。ずっと野球ばっかりやってたので、女の子と話すのは苦手でしたね。
――最近の大きな買い物は?
和田 俺、買い物行かないんですよね~。何買ったやろ? あ、『弱虫ペダル』の漫画を大人買いしました。実家にはあるんですけど、こっちでも読むために48巻全巻買いました。他にも『東京喰種』と『僕だけがいない街』も大人買いしましたね。
――得意料理は?
和田 チャーハンです。実家で、母親がホットプレートで作ってくれるチャーハンの味がホントにおいしくて。その味が忘れられなくて、東京に来てから何回か作りましたね。フライパンでですけど。ベーコンを細かく切って炒めて溶き卵と豚肉を混ぜてご飯を入れて……。それが得意料理っていうか、それしか作れないんですけど(笑)
――自宅のインテリアはどんな感じ?
和田 僕のなかで黒って自分を落ち着かせてくれる色なんで、インテリアは黒ベースにしてます。カーテンも黒地に大好きな星柄です。あと、小説とか漫画とか本を読むことが好きなので、大きな本棚を2つ置いてます。部屋では狭いんでだいたい布団の上にいて(笑)、お笑い番組を見るか本を読むかしてますね。
――今、ハマっているものは?
和田 何やろ? あ~でも本読むことくらいかも。ずっと好きなんですけど、最近また本を読むペースが速くなって、一週間に3冊くらい小説読むんですけど。文字の力だけでこんなに違う世界に入れるんだと思って、またその魅力に魅了されてしまって。今読んでるのは東野圭吾さん。一番最初に手に取ったのが『魔球』で、「小説面白い!」って思って。それ以来、東野さんの作品が大好きなのでもう30冊くらいは読んでますね。
スペシャルQ&A【安里勇哉編】
――お互いを動物に例えると? その理由は?
安里 いやまあ、ねこですね~。全く同じこといいますけど、気分屋だし(笑)。こっちからおいでって言っても、面倒くさそうにハイハイ分かりました~って感じで。決して、犬のように自分からヘッヘッヘッて来る感じじゃないので(笑)。あいつはTHE ねこって感じです。
――相手には言ってないけど、感謝していることは?
安里 事務所を大きくしていくために一緒に何かやれたり、盛り上げられたりとか。そういう事務所のイベントや舞台をやっていくときに、実力があって人に好かれるりんりんみたいなタイプの後輩がいるのは、僕にとってもすごく嬉しいし、単純に楽しいことです。同じ事務所に入ってくれて本当に良かったと思いますね。
――初デートの思い出は?
安里 小学校4年か5年の頃なんですけど、地元の夏祭りがあって。そのお祭りに、幼馴染みの同級生の女の子と行きました。別に付き合ってるとかじゃなかったですけど、その女の子から誘われて。その子は僕のことをちょっと好きだったみたいで、僕もちょっと気になってたんですけど(笑)
待ち合わせ場所に行ったら浴衣姿でいて。ただでさえ緊張しているのに、“浴衣着てる~! やべぇどうしよう~”みたいな感じになって、5分くらい隠れて見てから決心して行きました。平静を装って“ああ、ごめんな”って(笑)。かっこつけていいところを見せたくて、“俺、暗算得意だから”ってフラッシュ暗算にドキドキしながら挑戦したら、全部正解できて。その子が“すご~い!”ってめっちゃ喜んでくれたんですよ。それが超嬉しかったですね。
――最近の大きな買い物は?
安里 物欲ないんですよね~。僕、洋服とかもほんとにファンの方からいただいたものを着ますし。お金使うっていったらご飯を食べに行って後輩におごったりするくらいなんですよね。気前はいいほうなんで(笑)。でも、狙ってるドライヤーがあって。美顔器にもなるようなけっこう高いやつなんですけど、それは買おうかなと思ってます。
――得意料理は?
安里 若い頃は居酒屋でバイトしてたんで、わりと家でも自分で料理してたんですけど、今はまったくしなくなりましたね。当時得意だったのは出汁巻き玉子。あとオムライスとかハヤシライスとか洋食が好きなので、ソースはワインを入れて煮込んで作ってみたりとかしてました。沖縄料理は、今も週一で食べに行くくらい大好きですけど、スパムと卵を炒めるくらいであんまり作らないですね。お店で食べたほうがおいしいんで(笑)
――自宅のインテリアはどんな感じ?
安里 テレビがあって、ちっちゃい机があって、ベッドがあって、ソファがあって……。あとは、自分が演じたキャラクターのフィギュアとか舞台の出演者全員で写っている写真が飾ってあったりとか、自分のカレンダー飾ったりとか(笑)。家具の色とかは白木とか茶系のナチュラルな感じですね。
――今、ハマっているものは?
安里 『王室教師ハイネ』というアニメで初めて声優の仕事をやらせてもらっていて、より一層アニメを見るようになりましたね。好きな声優さんの声を意識して聞いたり、勉強のためもあるんですけど、アニメを見るのにハマってます。あとは、ダーツ。ダーツはよく小野健斗とかとやるんですけど。ふたりともマイダーツを持っていて、けっこうガチな勝負をしてますよ(笑)
〈プロフィール〉
わだ・まさなり◎1991年9月5日、大阪府生まれ。A型。舞台『弱虫ペダル』(大阪公演:2月25日〜26日オリックス劇場/東京公演:3月4日〜12日TOKYO DOME CITY HALL)、舞台『里見八犬伝』(4月〜5月千葉県南総文化ホールほか)出演。『猫のひたいほどワイド』(テレビ神奈川)火曜日レギュラー出演中。和田雅成1st写真集発売中。
あさと・ゆうや◎1987年12月4日、沖縄県生まれ。AB型。舞台『メサイア-暁乃刻-』(大阪公演:2月25日〜26日森ノ宮ピロティホール)、舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE(東京公演:6月22日〜7月9日AiiA 2.5 Theater Tokyo/大阪公演:7月13日〜17日森ノ宮ピロティホール)出演。アニメ『王室教師ハイネ』(テレビ東京系)今春オンエアスタート。
(取材・文/井ノ口裕子 撮影/森田晃博 ヘアメイク/Emiy)