舞台で輝きを放ち、生で会える(見られる)俳優が本当に仲のいい俳優を指名してトークする「生で会えるイケメンリレー対談」、通称“生イケ対談”連載。

 第5回は、安里(あさと)勇哉さんが赤澤 燈(ともる)さんを指名! ここだけのトークをたっぷりお楽しみください。

*当記事では『週刊女性』本誌(2017年3月21日号)で収録しきれなかった対談を掲載しています。もっと読みたい方は本誌もチェック!

写真左から安里勇哉、赤澤 燈 撮影/廣瀬靖士

――束縛がキツイと無理というお二人ですが……。

安里勇哉 「私と仕事とどっちが大事?」って言われたらどう?

赤澤 燈 「仕事です!」って言っちゃう。言うでしょ、だって(笑)

安里 ひど(笑)。俺はどっちもって言う(笑)

赤澤 だったら「一生面倒みてくれるんですか?」って聞く(笑)

安里 アハハハハ! 「一生面倒みる」って言ったらどうすんの?

赤澤 面倒みるって言ったら……。じゃあちょっと考える(笑)

――お互い、どういう女性がタイプだと思います?

赤澤 安里くんのタイプ? けっこう姉さん女房的な人がいいんだと思いますよ。

安里 へえ~。

――安里さんは子ども好きだそうですけど。

赤澤 自分も子どもだから(笑)

安里 いやいやいや、お前に言われたくない!(笑)

赤澤 アハハハハ! だからけっこうお世話をちゃんとしてくれるっていうか、そういうところもある人みたいな……。なんかね、そうでしょ?

安里 何よ、そうでしょって(笑)

赤澤 「もう、勇哉はしょうがないね~」「勇哉、じゃあハイこれ」みたいな……。

安里 それ、お前、自分が好きな人だろ?(笑)

赤澤 ちゃうちゃう(笑)。そういう結構引っ張ってくれる人がいいんじゃないかと思います。

――赤澤さんにはどんな女性が合うと思いますか?

安里 燈こそお世話してくれるお母さんっぽい人が合うと思う。もしくは燈のことを超好きな人。ずっとくっついてて、燈のほうが「あ~わかったわかった」っていうみたいな人がいいんじゃないですかねぇ。

赤澤 俺、それがいいです! 世話とか焼いてくれなくていいから(笑)

安里 愛するよりも愛されたいの?

赤澤 うん。

安里 そういうタイプだもんね(笑)。僕は、やっぱり愛したいですよね。

赤澤 って言ってるだけでしょ、絶対(笑)

――今までプライベートでどんなことしました?

赤澤 僕はほんとに他人を誘わないんですよ。だからいっつも安里くんに誘ってもらってるんですけど。岩盤浴も行ったし……。

安里 あとダーツ行ったり……。

赤澤 普通にお茶したりとか……。何にもないのに「稽古終わった?」「こっちも終わったよ」「じゃあ、お茶する?」みたいな感じで。あと『ポケモンGO』!

安里 『ポケモンGO』やりに、ず~っと街をうろうろして。

赤澤 去年あったね、そんな時期も。とりあえず街を歩くっていう(笑)。それは小野賢章も一緒だったんですけど。

安里 3人で結構歩きましたよ。表参道から代々木公園まで夕方から夜にかけて歩いて、代々木公園にずっといてね~。でもその後やってないでしょ?

赤澤 やってない(笑)。あと、バーベキューしたりね。

安里 ああ~そうだね。

赤澤 お店でできるバーベキューみたいな感じですけど。

安里 賢章と賢章のいとこと4人でね。

赤澤 燈 撮影/廣瀬靖士

――バーベキューのときは、誰が活躍するんですか?

赤澤 ……誰かな? 誰、活躍してた? 俺かな?

安里 そうだね。俺はもうずっとなんか飲んでた気がする(笑)

赤澤 やっぱ年下出ちゃうんですよね、一応。

――お酒飲むと酔っぱらって変わったりしますか?

安里 燈はたしなむ程度だからね。

赤澤 安里くんはお酒強いですけど、飲んでもあんまり変わらないですよ。

安里 燈もあんまり変わんないですよ。酔っぱらってなくても、急に意味わかんない動きとかしだすんで。

赤澤 アハハハハ!

安里 最近だと『メサイア』メンバーで飲んだときとか、1杯くらいしか飲んでないのに、ラップ始めたり。昨日なんか1杯も飲んでないのに、渋谷の街で急に競歩対決を始めて……。稽古終わりに飯食いに行ったんですけど、井澤勇貴もいて3人で急に競歩(笑)

赤澤 競歩で競い合うっていう(笑)

安里 宇田川交番の辺りの、人が結構いるところを「ムービー撮ろうぜ」って言いながら(笑)

――じゃあ、お互いのかわいいなコイツって思うところは?

安里 涙もろいところとか。あとはまあ、急にアホみたいなことをやったりするところとか。かわいいな~って思いますけどね。

赤澤 あ! でもかっこいいお兄さんがかわいくなっちゃうところありますよ(笑)

安里 イントネーションでしょ? どうせ。

赤澤 普段出ないですけど。たまに、「○○さ~」とか沖縄が出るとかわいい(笑)

安里 「さ~」とか使わないでしょ!

赤澤 いや使うよ、たまに(笑)。そういうところは、なんかちょっと隙が見えて。“ああ、心を許してくれてるんだな~、ああ、かわいいな~”って思う。あとは、今日の取材は入り時間が違ってたけど、もし一緒だったらたぶん一緒に行こう! って言ってくるんですよ。

安里 エヘへ。そりゃそうでしょうが。「待ってて~」って。

赤澤 それがちょっとかわいい。べつに地下鉄のホームとかで待ち合わせしなくても会えるのに、ちょっと前に待ち合わせて行こう!っていうあたりが。

おじいちゃんになっても家族ができても、家族ぐるみでつき合えると思う

――俳優として、お互いリスペクトしているところはどんなところですか?

安里 今までに2回共演してますけど、稽古を見てて、すぐ感情がマックスに出たりとか入り込む感じとかは、すごいなとは思いますね。

赤澤 それがいちばん照れますね。僕の個人的な人間性をどう言われても何とも思わないんですけど(笑)

安里 アハハハハ!

赤澤 僕は、舞踊ができるのがすごいなって思います。

安里 ああ、扇子の舞ね。

赤澤 舞とかできそうじゃないじゃないですか(笑)

安里 アハハ。それは日本舞踊を崩したような舞で。大衆演劇の舞踊ショーの踊りを習っていて。

赤澤 単純に技がある人って、すごいなって思うんですよ。僕は何にもないから。すっごい歌が上手いわけでもないし、ダンスがすごく上手いわけでもないし、だからそういう技があると尊敬しますね。

安里 でも燈はめっちゃ器用なんですよ。

安里勇哉 撮影/廣瀬靖士

――今後、息の合う二人でやってみたい舞台は?

安里 沖縄を題材とした、例えば戦争の話とかはいつかやりたいと思っていて。感情をパーンと出せる燈にも向いていると思うんで、一緒にやってみたいですね。

赤澤 僕は、小さめの劇場で、三バカみたいなコメディをやってみたい。3人組が事件に巻き込まれるドタバタコメディをやったら楽しいだろうなって思う。

――今後プライベートで一緒にやりたいことは?

安里 僕は燈を沖縄に連れて行きたいなって思ってます。

赤澤 そう。ずっと言ってくれてるんですよ。僕は最近ゴルフをやってるので、引き入れたいなっていうのがあります。ゴルフ部があるんですよ、役者の。部員は僕を入れて3人くらいないんですけど(笑)

安里 ほかの部員は小野健斗ひとりですよ(笑)

赤澤 安里くんは健斗くんとも仲いいし、ゴルフ部に勧誘したいなって。

安里 じゃあ、沖縄にゴルフしに行けばいいじゃん!

赤澤 おお~! 最高じゃん! 次の予定決まりました!

――最後に改めてお互いはどんな存在ですか?

赤澤 安里くんは友達の5本の指には入るんですけど、その中でも、気を使わないランキング上位にいる人ですね。

安里 俺はもう、燈の結婚式で余興ができるくらいの仲ではあると思うんで。舞うか『てんとう虫のサンバ』をやるか(笑)

赤澤 アハハハハ!

安里 おじいちゃんとかになってもお互い家族ができたりしても、家族ぐるみの付き合いができるんじゃないかなと思ってます。

赤澤 うん。そうだね。

スペシャルQ&A【安里勇哉編】

――赤澤さんを動物に例えると? その理由は?

安里 プレーリードッグ。なんか動きがキュってなるじゃないですか、あんな感じです(笑)。かわいいというかキラキラしてる感じとか。燈は間違いなく小動物系。決してトラとかではないですね(笑)。ご飯食べてるときとかにも、「ん?」みたいな表情でかわいい感じを出してきますよ(笑)

――相手には言ってないけど、感謝していることは?

安里 例えば僕が稽古に遅れて参加する初日とかだと、「その前にちょっと会って話をしようか」って、稽古場の進行状況を教えてくれたり、そういう気遣いをしてくれるところとか。あとは、僕が誘ったら、普通に来てくれるところ。変に遠慮とかせずにいてくれるからいいですよね。逆にそういうときに気を使われるとけっこう誘いづらくなったりするじゃないですか。燈は思いやりもあるし情もあるやつなんで、兄弟みたいな関係でいてくれるのは、こっちも嬉しい気持ちになったりします。

――よく使うLINEスタンプは?

安里 『黒子のバスケ』とか『おそ松さん』とか自分が出ていた2.5次元系の舞台のスタンプは、出たらとっちゃいますね、やっぱり。それで例えば、小野賢章とやりとりするときは黒子のスタンプを送ったり、井澤勇貴だったら『おそ松さん』のF6のスタンプを送ったり。そういう使い方をしてますね。

写真左から赤澤 燈、安里勇哉 撮影/廣瀬靖士

――何フェチ?

安里 匂いフェチですね。どんな匂いがいいかって言われると困るんですけど、なんかちょっとシックスセンスにくるやつってあるじゃないですか、ただの五感のなかの鼻だけじゃなくて。匂いって記憶に残りますよね、その当時のことが思い出されたり。恋してたこととか(笑)。だから匂いで振り返ることは割とあります。“わ、この匂い!”って、ちょっと心臓が揺れるというか……なんかキュンとします。具体的には言えないんですけど、その匂いをまとった人が現れるとわかるって感じですね。でもわりとシャンプー系の匂いが好きかもしれないです。

――一番グッとくる手料理は?

安里 沖縄料理とかを作ってくれたらちょっとうれしいです。郷土料理を作れる人はいいなと思います。例えば、「うちの親がよく作るものなんだよね、これ」とか言われたら、あ~家族のこと好きなんだな~、大切にしてるんだなって感じて、別にそれがおいしくなくても単純に嬉しかったりします。ただエビは食べられないので、エビはやめて!って。あと辛いやつ。辛いのはあんまり美味しいって感じないので。そのふたつは言いますね。

――日用品でこだわっているものは?

安里 こだわってるわけじゃないですけど、シャンプーとかは、けっこう匂いで決めたりします。美容室とかで、匂いが気に入ると買ったりしますね。でもひとつに決めてるんじゃなくて、新しいのが出ていい匂いって思えたら替えたりするんですけど。あとは、入浴剤。ありがたいことにファンの方からいただくので、めっちゃあるんですよ、うちに。僕は毎回湯船につかるので、入浴剤は必ず入れてますね。バスソルト、バスオイル、疲れに効くのとか、いろんな種類あるんですけど、「今日はこれにしよう!」って選んで使ってます。

――最近、泣いたことは?

安里 最近、『市川海老蔵に、ござりまする。』(日本テレビ系)を見て泣きました。号泣しちゃった(笑)。わりとああいう歌舞伎の人たちの密着を見るのが好きで。歌舞伎の代々続く人たちのドキュメンタリーを見ると、勉強になるというか……生き様がすごいなって、すごい魂がこもってるなと感じるので。以前、大衆演劇の劇団に何か月か修行に行ったことがあるんですけど、その人たちも家族が中心で0歳から舞台に立っていたりとか、同じ役者ってジャンルにはなりますけど、なんかもう生き様が違うなって感じるんですよね。

 結構涙もろいですよ、僕。誕生日に親から手紙をもらって泣いたり、『クレヨンしんちゃん』見て泣きますし、家族愛とかに弱いです。母親が沖縄から上京して帰るときに、弟の子どもたちと離れたくなくて(母親が)号泣するんですけど、それを見てもらい泣きしちゃうんで(笑)

スペシャルQ&A【赤澤 燈編】

――安里さんを動物に例えると? その理由は?

赤澤 ナマケモノ。なんか雰囲気が似てるっていうのと、あとやっぱりゆったりとした時間が流れてますよね、沖縄のうちなータイムなのか。ゆったりとした空気感をまとってるな~って。べつに怠けてるわけではなく、なんかゆった~り落ち着く空気感があるというか。そういう感じの人なのかなって思います。

――相手には言ってないけど、感謝していることは?

赤澤 まったくないですね。いや、ありますあります!(笑) 僕、仲いい人は2学年上の’87年生まれの人ばっかりなんです。でも、やっぱ2つ上って微妙な差じゃないですか。最初のうちは敬語を使うけど、仲良くなったら敬語使わなくてもいいし、微妙な感じなんですけど。安里くんは、お兄ちゃん的な目線になるときもあり、対等な目線になるときもあり。そういうふうにしてくれてるところは、ありがたいな~。

 あと、細かいところが優しくて。昨日、稽古場に一緒に行ったときに乗り換えの駅が一緒だったから、駅のホームで待ち合わせしたんですよ。そうしたら、「スタバ寄るけどなんかいる?」みたいなLINEくれて。そういう小さな気遣いが嬉しいなって思います。

――よく使うLINEスタンプは?

赤澤 以前、舞台をやったので『美男高校地球防衛部LOVE!』のスタンプを持ってるんですけど。かわいいんですよ。「すっす!すっす!」っていうスタンプがあって。何の意味もないんですけど、僕がやってた役が「なんとかっス!」って言うキャラクターで。それを2回に1回くらいは送りますね。例えば「もうすぐ京橋……すっす!」みたいな感じで。

 あとよく使うのは、はいだしょうこスタンプ。以前共演したときに、はいださんからいただいたて。絵が絶望的なんですけど(笑)、結構何でも使えます。例えば先輩とかに、アニメキャラクターのスタンプ送るのどうなんだろう? とかってときには、はいだしょうこスタンプ。それはここ1年くらいずっと使ってますね。

――何フェチ?

赤澤 耳たぶです。すっごい福耳の人が好きなわけじゃなくて、でも細すぎるのでもなくて。なんか親指と人差し指でつまんでちょうどいい大きさで、ちょっとぷっくりしてるっていうのがベストです。女性を見るときは最初に耳たぶをみる(笑)。ちっちゃいころからずっと耳たぶが好きで、それでなんですよね。たぶんお母さんの耳たぶを触りながら寝てたんですよ。

 で、ひとりで寝るようになって自分の耳たぶを触るようになって。今でも、けっこう触っちゃいますね。落ち着くんで。(安里さんと赤澤さんがお互い、耳たぶを触ってチェック)安里くんの耳たぶは、好みじゃないです(笑)

赤澤 燈、安里勇哉 撮影/廣瀬靖士

―一番グッとくる手料理は?

赤澤 グッとくるって「やべー! 胃袋つかまれる」ってことですよね? 僕は、けっこう炒め物が好きで。野菜炒めとかの味付けって好みが如実に出ません? 例えば鶏肉と野菜の炒めみたいなので、味付けがベストだとグッとくると思います。自分でも作るんですけど、最近ハマってて好きなのは、鶏の胸肉に塩コショウで下味をして、もやしとエノキとキャベツと残り野菜とかをポン酢とウェイパーっていう調味料で炒めるとすごくおいしくて。で、七味いっぱいかけて食べるんですけど。だからあんまり味覚センスないんですけどね(笑)

――日用品でこだわっているものは?

赤澤 香水はつけないので、ボディスプレーだったり、洋服にちょっといい匂いをさせるのとか、「これ柔軟剤? 何の匂い?」くらいな感じの微香なのが好きなんですよ。柔軟剤もこだわりあります。好きな香りは……いろいろ使うんですけど、さわやかな柑橘系みたいな感じが好きかな。

――最近、泣いたことは?

赤澤 リアルに悲しいやつだと、ワンちゃんが去年立て続けに2匹亡くなってしまって。ミニチュアシュナウザーを3匹飼ってたんですけど。で、去年の僕の誕生日の前に1匹亡くなって、もう1匹はクリスマスイブに亡くなって。お母さんと子どもが亡くなってしまったので11歳のお父さんひとりになってしまって。悲しいです。

 めちゃめちゃ涙もろいので、お酒飲むとすぐ泣きます。例えば今、安里くんと飲んで「お前、ちゃんと座長やってるよ」とか言われたら、たぶん一発で泣きますね(笑)

 

〈プロフィール〉
あさと・ゆうや◎1987年12月4日、沖縄県生まれ。ショーボーイユニット「TOKYO流星群」メンバー。舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE(東京公演:6月22日~7月9日AiiA 2.5 Theater Tokyo/大阪公演:7月13日~17日森ノ宮ピロティホール)に火神大我役で出演。声優初挑戦のアニメ『王室教師ハイネ』(テレビ東京系)は今春オンエアスタート。

あかざわ・ともる◎1990年3月14日、東京都生まれ。ドラマ『男水!』(日本テレビ系ほかにて土曜深夜24:55~25:25)出演中。舞台『TRICKSTER~the STAGE~』(4月12日~16日Zeppブルーシアター六本木)、舞台『男水!』(東京公演:5月11日~21日シアター1010/大阪公演:5月25日~28日森ノ宮ピロティホール)出演。映画『お江戸キャンディ2』今春公開、映画『くらわんか!』今夏公開予定。

<撮影場所>
京橋エドグラン http://www.edogrand.tokyo/
東京メトロ銀座線の京橋駅直結、東京駅からも徒歩5分の注目スポット。「トシ・ヨロイヅカ東京」や「ソラノイロ トンコツ&キノコ」など話題のレストランが充実! 毎月第2金曜・土曜には音楽イベント「KYOBASHI EDOGRAND LIVE CROSSING(京橋エドグラン ライブクロッシング)」を開催。詳細はHPをチェックして!

(取材・文/井ノ口裕子 撮影/廣瀬靖士 ヘアメイク/Emiy 撮影協力/日本土地建物・京橋エドグラン)