土屋太鳳 撮影/廣瀬靖士

「この作品に携わらせていただいて、結婚ってとても素敵だなって思いました。私の周りでも、同級生に1歳の男の子がいるお母さんもいたり、1月にも仲のいい友達が高校から付き合っている人と結婚したんです。両親は24歳で結婚したので、あと2年後かと思うと、いい出会いがあれば前向きに挑戦したいとは思いますが……。でも今はひとつひとつのお仕事を大事にして、タイミングが来ればっていうふうに考えています!」

 ドラマや映画、CMにと見ない日はないほどの活躍を続ける土屋太鳳(22)。『PとJK』(3月25日[土]全国ロードショー)では、年上の警察官・功太(亀梨和也)と秘密の恋を繰り広げる女子高生のカコを熱演。内緒のデート、突然のプロポーズ、ドキドキの新婚生活など、萌え要素満載の胸キュンが止まらないラブストーリーだ。

「職業や年齢、経験とかそういう部分では功太くんのほうが大人で多少の価値観のズレがあったりしますが、好きという気持ちが通じ合っていれば関係ないんだなって。あと、カコちゃんは出会ってすぐ結婚するんですけど、そういう一緒になってから始まる恋愛も素敵だと思いました。理想の恋は、やっぱり男性にリードしてもらいたいです。なので、功太くんみたいな男性はすごくいいなって思います」

 恋のお相手となる亀梨とは今回が初共演。彼が出演したある作品の大ファンだったそう。

「10歳のときに亀梨さんが出演された『野ブタ。をプロデュース』が大好きでいつも拝見していました。なので、共演させていただくと聞いたときは “私でいいのかな”と本当に信じられませんでした。最初は“クールな方かな”と思ってたのですが、お会いしたら、現場をなごませるためによくツッコんでくださったり、私の勝手なイメージとは全然違って、とても優しい方でした(笑)。

 撮影中(共演の)高杉真宙くんが20歳を迎えて、みんなでご飯に行こうってなったときも、“このワインだったらこんなご飯が合うよ”とか豆知識を教えてくださったんです。役者としても大先輩ですし本当に素晴らしい方だと思います」

大学の卒業公演で…

 最近はオフを満喫。

「本当に久しぶりの3日連続のオフだったので、“何しよう!”ってもうドキドキして(笑)。せっかくの機会なので、母方の実家がある宮崎まで、お墓参りに行ってきました。母はお仕事で行けなかったので、父と姉と弟との4人旅。弟が20歳を越えたので、みんなでお酒を飲んだんです。自宅でワインなどちょっと飲むことはありますが、お店でみんなで飲むのは初めて。“お休みっていいな”って、あらためて思いました(笑)」

土屋太鳳 撮影/廣瀬靖士

 昨年の『紅白歌合戦』では、郷ひろみのステージにダンスで参加し、圧巻パフォーマンスを披露。アーティストとしての活躍も光る土屋は、日本女子体育大学で舞踊学を専攻する4年生だ。

「1月に大学の卒業公演で踊ったんです。最初は映画の撮影もあったので、迷惑はかけられないとあきらめようと思ったんですが、同級生たちが“みんなで太鳳と一緒に踊りたいし来れるときだけでいいから”って協力してくれて。なので昨年12月は、映画の撮影をして、NHKで『紅白』のダンスの練習をして、さらに大学で踊ってという日々を過ごしていました」

 その努力が実を結び、卒業公演は見事に成功。

「本当はこの3月に卒業なんですけど、『まれ』が終わってからお仕事が忙しくなって出席日数が足りず、“今はお仕事を中心にして、勉強は自分のペースできちんと学びます”と先生とお話して、大学に残る形にしたんです。みんなは卒業してしまうけど、卒業公演を同期で踊れるのは一生に1回。すごく愛おしい仲間ですし、みんなに感謝したいです!」