女子中等科に入学した3年前は、新しい環境に適応するのに時間がかかったとして、不規則な登校が続く時期があった愛子さま。
4月からの学習院女子高等科では、“ネクタイ”と呼ばれる制服のスカーフが、「紺」から「黒」にチェンジ。
パーマをかけることもできるが、どんな環境の変化があるのだろうか─。
「クラス替えがあり、先生の顔ぶれも変わりますが、校舎も新宿区の戸山キャンパスで変わりありません。
女子中・高等科は中高一貫校で高校から受験で入ってくる生徒はいないので、大きな変化はないと言えるかもしれません」(学習院関係者)
女子中等科時代と同様に4月には「球技会」、6月には筑波大附属高校との「附属戦」。
7月には高1生だけの「八ヶ岳林間学校」など“体力勝負”の行事も続くが、これから順調にご体調が回復していけば問題ないだろう。
中学時代は、“帰宅部”だった愛子さまだが、高校では新たな活動を始められるかもしれないと前出の関係者。
「高校になると、スキー部と茶道部、華道部が新たに始まり入部することができます。
秋篠宮家の眞子さまも中学時代は帰宅部でしたが、高校になってスキー部と茶道部に入部されました。愛子さまも、もしかしたら……」
今年も3月下旬から、ご両親と長野県にスキーに行かれる愛子さまの腕前は、すでに上級者レベル。技術にさらに磨きをかけるために、入部を希望されるかもしれない。
ある学習院OGは、愛子さまも“二足の草鞋”をはかれるかもしれないとみる。
「中1の不規則登校のときに、愛子さまは道徳の『作法』の授業を避けられているとも言われていました。
しかし、出席しているときにはしっかりとおできになり、授業を楽しんでいたそうで、作法が苦手ではないようです。茶道部や華道部での活動もありうると思います」
そんな高校生活の公私にわたる身近な“お手本”は、やはり学習院の卒業生で同じ内親王でもある秋篠宮家の眞子さま(25)と佳子さま(22)になるだろう。
期待される海外訪問の実現
文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、愛子さまの学校外での活動にも期待する。
「眞子さまの初めての単独公務は、高校2年のときの上野動物園ご訪問でした。
最近お出ましが増えていた愛子さまも、高校時代におひとりでの公務を経験されるのではないでしょうか。
眞子さまは中学3年のときにオーストリアにおひとりでホームステイをされているので、愛子さまの単独での海外訪問もそろそろでしょう」
愛子さまの海外訪問が実現すれば、'06年に雅子さまの静養目的でオランダに同行されて以来となる。
「愛子さまは、学習院初等科時代から英語を熱心に学ばれているので、夏休みなどの長期休暇を利用した語学留学やホームステイはありうると思います」(宮内庁担当記者)
さらに、今回の愛子さまの作文を読んで感銘を受けたという学習院OGが、愛子さまに“うってつけ”の行事があると話す。
「愛子さまの平和を希求する姿勢があれば、『八重桜祭』で有志の団体を結成して、戦争や平和についての展示や発表をされるかもしれません。
愛子さまがお声をかければ協力するお友達もいると思いますし、有意義な日々を送ることができるはずです」
八重桜祭は、毎年10月に開かれる学習院女子中・高等科の文化祭で、昨年は、愛子さまは6週間にわたる欠席の最中で残念ながら参加されていない。
八重桜祭は全員が何らかの形で関わらなくてはいけないので、愛子さまは今年、“リベンジ”に燃えているはず。このOGが“前例”を挙げてくれた。
「眞子さまは高3のときに有志団体に参加してホラー映画の製作をされましたし、佳子さまがダンスを披露されていたのも有志のはずです。
問題意識のある愛子さまが、そのような自発的な活動を企画される可能性はおおいにあると思います」
“姉”のように慕う眞子さまと佳子さまを“モデル”に─。美智子さまの「教え」と、雅子さまの「発想」を受け継がれた愛子さまの高校での日々は、充実したものになりそうだ。