こだわりの配役、ブルゾンちえみ初女優
研究に没頭するあまり、“美”をおろそかにしてきた“女子力ゼロ”で“女子モドキ”の理系女子(リケジョ)3人。『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系・木曜夜10時~)は、彼女たちが“ステキ女子”になるべく、メイク、ファッション、美容などの“美の特別研究”に奮闘するコメディー。
原作は大久保ヒロミの同名人気コミック。草ヶ谷大輔プロデューサーは、タイトルのインパクトに目を奪われ、ドラマ化を考えたという。
「大切なのは結局、中身と帰結するのかと思いきや、ひたすら美の研究をしている。驚きましたね。人は中身より見た目という、現実社会で否定できない切り口から、女性の幸せ、生き方、女子力に迫っていくというのは新しいと思いました。
ドラマ化にあたっては、3人の“女子モドキ”のキャラクターがキーになるので、キャスティングにはこだわりました」
主人公で、自分に自信がないため、目立たないように生きてきた城之内純を桐谷美玲が演じる。
「“世界で最も美しい顔”の常連の桐谷さんのイメージを逆手に取ったんです。子育て中で美をおろそかにしている前田満子役は、姉御肌でサバサバしている水川あさみさんがぴったりと思い、オファーしました」
美よりも食に走る佐藤聖良役は、今作が女優デビューのブルゾンちえみ。草ヶ谷Pはブレイク前からブルゾンに魅力を感じていた。
「運命を感じましたね。聖良が演じられるのは、原作から飛び出してきたような、この人しかいない、と」
ドラマでの聖良は、ブルゾンのネタのキャリアウーマンに似せて、上から目線のキャラに。
「普段は“ブルゾンちえみメイクで”鎧(よろい)をつけているので、(聖良役は)裸をさらしているような気持ち」と語ったブルゾンだが、その実力は?
「本業との掛け持ちなので、非常に多忙なのに、いつ覚えているのか、セリフは完璧に頭に入っています。現場で読み直すことはありません。努力家だし、肝の据わった方だと感心しています」(草ケ谷P、以下同)
おしゃれ情報満載! 面白CGは必見
女子モドキ3人のシーンが多いため、桐谷、水川、ブルゾンのチームワークは日に日によくなっている。
「いつもキャッキャッと楽しそうにしていますね。長女的な水川さんと次女の桐谷さん。最年少で末っ子のブルゾンさんは、“ちえみ”と呼ばれ、おふたりにいじられています。ロケ先などでは、しょっちゅう3人で記念写真を撮っています。ブルゾンさんが空き時間に寝てしまうと、すかさず桐谷さん、水川さんが写真を撮ってます(笑)」
“美の特別研究”に大まじめで取り組む純、満子、聖良。美の知識がまったくない女子モドキが悪戦苦闘する姿は愛らしく、コミカルな見どころ。
「女子モドキの成長物語であると同時に、おしゃれや美への知識もお楽しみいただけます。第2話(4月20日放送)では、純が親戚の結婚式に呼ばれたことから、パーティーファッションとクラッチバッグの研究をします。毎回、ファッション、メイクに加え、香水やアクセサリーなども研究し、トータルの女子力アップを目指すので、おしゃれの参考になると思います」
室井滋が演じる“美のカリスマ”松浦栄子は、スーパーブランド『FENDI』で全身をコーデして、ほぼ毎回登場する。
「初回のパーティーファッションは、ドレス、靴、アクセサリーなど総額1000万円くらいでした。非常に高価なものなので、室井さんの衣装には保険をかけています」(草ヶ谷P)
大手化粧品メーカーのクレエラジャパンのモダンなセットは、細部にまでこだわった、自信作。
「純たちの首が360度回るなど、毎回、仰天のCGも駆使していますので、こちらもお楽しみに!」
女子モドキ3人は、“ステキ女子”になれるのか? 純とイケメン美容師(成田凌)との恋の行方は?
「純たちが“人は見た目が100パーセント”の言葉に隠された本当の意味を探す旅に出ます。美と向き合うことで努力をし、その努力によって内面まで輝いていく。内面が輝くと、見た目もさらに変わっていく。美の研究、恋愛が彼女たちにどんな変化をもたらすのか、見守ってください」
■ウットリ♪ 美容室はイケメンの巣窟!!
純が恋におちるカリスマ美容師・榊役の成田は、美容師免許を持っているため吹き替えなしで演じている。劇中での見事な手さばきによるヘアカットは必見!
「成田君を筆頭に、美容室『ルーチェ』には、『動物戦隊ジュウオウジャー』(テレビ朝日系)で注目を集めた中尾暢樹君、『おとうさんといっしょ』(NHK)で人気の元木聖也君が美容師役で登場します。“イケメンの巣窟”(笑)になっていますので、お見逃しなく!」(草ヶ谷P)