NHK連続テレビ小説『ひよっこ』のヒロイン役が話題の女優・有村架純(24)。その実姉であるグラビアアイドル・有村藍里(26)[旧芸名・新井ゆうこ]が『ひよっこ』の放送開始に合わせたかのように、『フライデー』(講談社)で“架純の姉”としてセミヌードを披露。ネットで「売名か?」と騒がれるとともに、 「妹より劣る」とその顔立ちが話題に。
他にも、芸能界で顔面格差がささやかれる姉妹といえば、女優の松たか子(39)と松本紀保(45)、女優の上野樹里(30)とシンガーソングライターの上野まな(34)などが挙げられる。
石田ゆり子とひかり姉妹、広瀬アリスとすず姉妹など、美人姉妹も数多くいる一方、姉妹での顔面格差はどうして生まれるのか? 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。
――朝ドラも好調に滑り出した有村架純さんですが、藍里さんの顔を比べるといかがでしょうか?
高須「よ~く似てるんだけど、お姉さんは歯並びがちょっと悪いのかな。嚙み合わせが悪い人独特の、アゴのたるみが見られますね。小さな差だけど、口元は人の目につきやすいので、ちょっとかわいそうだね」
――では、やはり藍里さんのほうが顔面偏差値は下と……?
高須「藍里さんのほうがいいなと思うパーツはあるよ! 鼻とか! でも、口元が“ブス”と印象を与えてしまうのでしょう。それと、今、妹さんが売れに売れて輝いてるから、そのせいもあるだろうね。でも、脱ぐ前に歯列矯正して、あごにヒアルロン酸をチュッとうってたらね。そうしたらおきれいになると思います!」
――よりきれいな比較対象が家族にいることでブスキャラになるのはかわいそうですね。では、松たか子・松本紀保姉妹、上野樹里・まな姉妹は?
高須「松本紀保さんはダイエットすれば、たか子さんの顔により近づくでしょう。上野まなさんは鼻骨の差で、ここでもヒアルロン酸を鼻筋にうつとよくなるね! でも、紀保さんもまなさんも、単体で見れば悪くはないですよ!」
――しかし、芸能界内でも美人姉妹が多く存在するなかで、妹や姉のほうが美人という顔面格差現象は、なぜ起こってしまうのでしょう?
高須「メンデルの法則でも言われてることだけど、顔は過去までさかのぼった数ある遺伝子の組み合わせでできるから、どのパーツがどう組み合うか、それがいい組み合わせかっていうのは、難しいんだよね。でも、上にあげた姉妹はプチ整形や歯列矯正で解決する程度の差なので、芸能界で顔をさらさなかったらどちらもきれいな姉妹、で終わっていたかもしれないね」
――なるほど。にしても評価って僅差なんですね!
高須「そうだよ! だって、これを読んでるみんなも、前歯1本に海苔を貼ってみなさいよ! み~んなブスになるよ! 美とブスはミリの差です」
――しかし、姉妹で顔面格差がある……なんて言われたら、その後の人生や性格、親や姉妹関係などに影響もありそうですが。
高須「あんまりブスブス言われると、そりゃあちょっと卑屈にはなるかもね。でも、年齢を重ねるとそれだけじゃない。例えば、自身の学歴やキャリア、どんな夫を選ぶかなどで自信がついたり、マイナスになったりするものだし」
――では、姉妹の顔の格差をコンプレックスに思っている人は、どう解消したらいいでしょうか?
高須「同性の姉妹・兄弟は似ることが多いし、幼いころから比較対象になりやすいけど、二人で芸能界に入るなど、進路が同じだとまた比べ合いだから辛いよね~。そんな気持ちを解消するには、仕事など今できることを頑張ることと、プチ整形! 意外と“あれ、こんなちょっとで?”ってくらいの数分の施術で解消しますよ!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)