最下層の身分から、朝鮮の名君・英祖の母となった女性トンイの生涯を描いた韓国ドラマ『トンイ』で、日本でも多くの人に知られ、愛されているハン・ヒョジュ(30)。
最近は、嵐の相葉雅紀らと共演した日本映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』など、主に映画作品を選んでいた彼女が『トンイ』以来、6年ぶりに出演したドラマが『W ‐君と僕の世界‐』。ヒロインのヨンジュが、現実世界とウェブマンガ『W』の世界を行き来する、次元を超えた新感覚ラブストーリーだ。ウェブマンガの主人公・チョルを演じるのは、初共演のイ・ジョンソク。
「年下だからか、最初は見たままの“美少年”というイメージが強かったんです。実際に共演してみたら、思ったより大人っぽかった(笑)。自分の仕事に対して完璧を求める、男っぽい人でした。場の空気を読みながら動いていて、周りもよく見えているんだなって」
高評価のジョンソクとともに、まるでマンガから出てきたようなふたりの恋の行方も今作の見どころ。
「ヨンジュがチョルとのデートを想像する場面が好きです。カップルTシャツを着てアイスを食べたり、2人乗りの自転車に乗ったりする。サスペンス要素も含まれている作品なので、よけいに甘いシーンが際立って見えてくると思います」
彼女が“実は、やってみたい”という願望も込めて選んでくれた場面だそう。さらに、なかなか行けない旅をしながらのデートもいいなと語る。行き先は、大好きな海と文化遺産があるギリシャ。うれしいことに、初ひとり旅は日本というヒョジュに“また、日本の作品に!”とお願いすると、
「日本でも韓国でも、『W』のようにいい作品や監督に出会えたらいいなと思っています。最近は、作品との運命の出会いが楽しみなんですよ」
<作品情報>
『W ‐君と僕の世界‐』全16話
胸部外科の研修医オ・ヨンジュ(ハン・ヒョジュ)は、現実から大人気ウェブマンガ『W』の世界に吸い込まれ、 “理想の恋人” カン・チョル(イ・ジョンソク)を助けることに。容姿端麗で頭脳明晰。17歳でオリンピックの金メダリストになり、その後、実業家として大成功。家族を亡くした傷を抱え、恋愛には不慣れだけど、ツンデレな一面を持つ女子の理想が詰まったマンガの主人公・チョルを完璧に演じているジョンソク。彼に恋せずにはいられないはずです!