街には激論の種があふれてる! 私の“フツー”は誰かの“ヘン”!? 『週刊女性』読者200人に意識調査したそれぞれの“流儀”は一体? 「子連れ居酒屋はNG?」「レストランでの授乳はどう思う?」など子育てや家族のルールを調査した。

新幹線や飛行機で泣く子ども、どう思う?

新幹線や飛行機で泣く子ども、迷惑?

「乳児なら泣くのが仕事ですから」
「親は席を立ってあやすべき」

 今年3月、元プロ野球選手でタレントの板東英二氏が『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で新幹線における子ども連れの親の対応に不満を漏らし話題に。これには実業家の堀江貴文氏も「舌打ちくらいいいじゃないか」「睡眠薬でも飲ませろ」という趣旨の発言をし、大炎上した過去が!

 逃げ場のない新幹線や飛行機という空間で泣く子どもに対して、週刊女性読者はほぼ「子どもはしかたがない」という意見。ただ「親は静かにさせる努力はすべき」「親が放置していたらマナーを疑う」など親の態度によって、受け止め方が大きく違った。

「うるさい」「嫌」とストレートで否定的な意見よりも、「しかたない」「周りが冷たい態度を取ったら、親が気の毒」と、さすがは子育てのベテランが多い週刊女性世代。寛容な回答が上回る結果となった。

スマ育児、スマ放置する親、どう思う?

「与えて放置は育児放棄と一緒」
「ママにも少し息をつく時間が必要」

 セガトイズのアンケートによると、母親の約70%が自分のスマホを渡し子どもを遊ばせて、自分の時間を確保する「スマ育児」「スマ放置」の経験があるという結果が! 子育て中の母親だけに限らず、さまざまな意見が飛び交った。週刊女性読者にも「やってた。便利だけど、なんとなく罪悪感はあった」という人も。

 批判的な意見では「スマホの悪影響についてはまだわかってないことが多いので心配」「あやす方法はほかにいくらでもある」「子どもの年齢によってはありえない」など。

 一方、擁護派も少なからずいて「短い時間や、静かにしなければならないとき限定で」「どうしても手が離せないときならしかたない」の声も。スマホを使わせる時間を決める、必要なときだけなどの条件つきでしかたなしとしている。

 米国小児科学会「子どものメディア利用全般に関する提言」でも情報機器利用は1日1時間以内(2~5歳児)に限るように進言している。

子ども用リードどう思う?

「非人間的扱い。ペットのよう」
「便利。道路への飛び出しなど、危険なので」

 子ども用のリード(犬などの散歩用の引き綱)については、その見た目が「ペットを連れているみたい」と大半が批判的な結果に。

 ただし「使用しました。子どものことを考えれば割り切れる」「かわいそうという人がいるが、子どもの行動は読めないし、対応できないこともあるので、事故防止になる」「チョロチョロするならつけるしかないと思う。追いかけるのも限界がある」「道路に飛び出して死んじゃうよりずっとよい」など危険を回避するためには必要という“あり派”、そして“使用経験あり派”の切実な意見も。

 実際、交通事故総合分析センターの交通統計(2014年版)では、歩行中の幼児(6歳以下)が第1当事者となった交通事故のうち、原因行動で最も多かったのが「飛び出し」。次いで「信号無視」「幼児のひとり歩き」。交通ルールを認識していない幼児の突発的な行動が、事故につながることも事実なのだ。

子連れで居酒屋へ行く親、どう思う?

「たまの親の息抜きならいい」
「バカ親だと思う」

「保育園の集まりで普通に使う。カラオケのある店がオススメ」「親がいいなら、好きにすればいい」など、経験者を含めても賛成派はごく少数。「周りに迷惑かけなければ」「禁煙場所があればOK」という条件つき賛成票もあったが、圧倒的だったのは反対派。「子どもに酔っぱらいを見せるべきではない」「受動喫煙が心配」「絶対子どもは退屈。親は飲んでいるから面倒を見てないし、周りに迷惑だからダメ」「子どものことを考えていなさそう」と厳しい声。では、店側の本音は?

「子どもが来店しても儲けにつながらない。騒ぐ、食べ散らかす、頼まない。居酒屋メニューは子どもウケしないですからね。そのくせテーブルはふさがってしまう。正直、歓迎できません」(都内・居酒屋経営)

 しかし、地方となると話は別だ。

「田舎は夜やっている店が少ないのでレストランがわりに利用する親子連れも多い。マンガを充実させるなど子連れ歓迎ムードです」(高知県・飲食店勤務)

 土地が変われば、また事情が変わるようで。

カフェやレストランなどで授乳する母親、どう思う?

●問題ない…67%
●やめるべき…13%
●それ以外…20%

「しかたない」「隠していればOK」という意見も含めて80%近くの人が、街中で授乳する母親に対して「問題ない」「赤ちゃんも食事する。気にしないで」として容認する結果に。

 とはいえ「男子は目のやり場に困る」「マナー違反。ケープなどしていても授乳しているのはわかる」と不快に感じる人も少なくない。

 また、「変質者が心配。あまりやらないほうが……」「授乳室は意外とあるから、事前に調べるのが親の仕事であり育児の一環」といった先輩ママとしての厳しい指摘も!

「授乳ケープなどの配慮をするなら、飲食店での授乳も問題ないと思います。入店の際にはお店の人に頼んで、あらかじめ人目につかない隅のほうの席を選んで」(マナーデザイナーの岩下宣子さん)

番外編~教えて! アナタはアレの洗濯、どーしてる!?

 仲よしの友達やカップルですら意見が割れそうな“洗濯しどき”問題! アナタの衛生観念はどんな感じ?

■シーツの洗濯

 いちばんこまめな人は2日に1度で多いのは週1ペース。「汚れたら」「週末に天気がよければ」「ワンシーズンに1回」と答えた人もたくさん。「ほぼ洗わない。におったり、よっぽどのことになったら(笑)」というツワモノも!

■トイレのタオルの洗濯

 もっとも多いのはトイレにタオルを置かない人。手は洗面台で洗うようにしているそう。洗濯物も増えないし、エコなアイデアかも!(笑) 洗濯は「毎日洗う」というマメな意見がいちばん多く、「2、3日に1回」と「週1ペース」がほぼ同じくらい。

■パジャマの洗濯

 特に汗をかく夏は、「毎日洗っている」という人がもっとも多い。身につけるものだけあって、2、3日のペースか、長くても1週間以内に洗濯する人がほとんど。「ひと月くらいはイケます」「そもそもパジャマ着ない」という意見も。

■バスタオルの洗濯

 毎日洗う人がかなり多く、「2、3日以内」が大多数。少数派だけれど“家族で共用している”人がいることも頻度アップの要因に。「子どもはともかく、夫と共用はありえない!」、逆に「家族全員で使うので、最後の人はグチョグチョ」の声も!

■カーテンの洗濯

「年に1回」、「半年に1回」、「季節ごとに洗う」人が同じくらいの割合。「気づいたとき」「忘れたころ」など、あまり汚れは気にならないよう。「年末の大掃除で。年1!」「洗わない! えっ、カーテンって洗うもの?」という人も少なからずいた。