今年の4月で、ドラマの代名詞ともいえる“月9”枠は、30周年を迎えた。記念作品となる『貴族探偵』(フジテレビ系)の主演は、'15年4月の『ようこそ、わが家へ』以来の、嵐・相葉雅紀。記念作品ゆえ、意気込みもすごいのではと思っていたら、今回のオファーに、
「また? うそでしょ? きついよ」
と、スタート前から弱音を吐いていたようだ。というのもこの時期、重度の花粉症である相葉にとってドラマロケはかなり過酷なんだとか。
「クランクインは3月上旬と花粉が最も多く飛び交う時期。撮影ではカットがかかるたびに“ティッシュ、ティッシュ”と箱ティッシュを抱えたマネージャーさんやメイクさんを呼んでは鼻をかんでいます。かみすぎで鼻の下が赤くならないよう、メイクさんもかなり気を遣っています。鼻をたらした貴族なんてカッコ悪いですからね」(芸能プロ関係者)
今回、謎の貴族を演じている相葉。しかしお世辞にも貴族とは呼べない、なんとも庶民すぎる癖があるのだとか。
「1度使用したティッシュをそのまま、服のポケットに入れてしまうというのです。何でも“もったいないから”と、使用していない部分でもう1度鼻をかむようですね。撮影後の彼の衣装のポケットには、使用ずみティッシュが残されているのだとか。さすがに今回は貴族ということで、ポケットに詰めないように注意を払っているようですが……」
ちなみに、相葉が使用しているのが1箱200円程度のどこにでも売っている箱ティッシュ。やはり庶民派だ。
ドラマ撮影の合間には、つかの間の休憩時間で気分転換をする人が多い。4月下旬の午前中、横浜市の住宅街にあるマンションでは、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジ系)の撮影が行われていた。
「休憩時間になるたびに、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんがマンション表の平置き駐車場に出てきていました。撮影はずっとマンション内だったため、外に出てきた藤ヶ谷さんはマネージャーから加熱式タバコを受け取り、ひと息ついていましたよ。観月ありささんもたまに外へ出てきていましたが、飲み物を飲みながら仲よく談笑していました」(近所の住人)
現場で楽しみにされるのが、弁当やケータリング、差し入れといった、いわゆる“食べ物”。『リバース』(TBS系)では、武田鉄矢のとある差し入れが大人気だ。
「武田さんがCMに出演している『赤いきつね』や『緑のたぬき』が、現場に大量に差し入れられるので、毎回、争奪戦が起こるんですよ」(ドラマ制作スタッフ)
藤原竜也をはじめ、小池徹平、市原隼人、Kis-My-Ft2の玉森裕太など、若い男性陣たちは食欲旺盛なようで、
「2話で4人が焼き肉を食べるシーンがありましたが、本来、昼休憩あけの予定だったので、みなさん昼食を我慢し撮影に臨んだそう。お肉と白米を学生のような食欲でモリモリ食べていました(笑)」(テレビ局関係者)
このドラマの撮影は長野県の雪山を皮切りにロケがスタートしているが、4月下旬には愛媛県の西海岸に沿って走る予讃本線の、伊予上灘駅から下灘駅へ向かう途中の列車内で撮影が行われていた。
「“この中で、次の駅で降りる方はいらっしゃいますか?”と声をかけられました。ディレクターさんの隣に立つ2人は、あまり後ろを向こうとしなかったんですが、ちらっと見えた横顔で藤原さんだとわかりました。その向こう側にはジャニーズの玉森くんの姿も。2人ともスラリとしてカッコよかったですね」(居合わせた乗客)
盛りだくさんの“ジャニーズ春ドラマ”もそろそろ折り返し地点。最終回まで見逃さないで!