「ひとりっ子なので、最初は兄と妹っていう感覚がまったくわからなかったんです。(土屋)太鳳ちゃんとは“憧れてもらえるような関係に見えたらいいね”って、最初に話しました」
6月30日(金)全国ロードショーの映画『兄に愛されすぎて困ってます』で、人生初のモテ期が訪れた女子高生・橘せとか(土屋)を大切に思うヤンキー系ツンデレ兄・はるかを演じたのは、これが映画初出演となるGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル・片寄涼太(22)。
「はるかは、口ではストレートに言えないけど態度や顔に出ちゃうタイプ。実は、僕もちょっと似ているなと思っていて……ここ1年くらいでツンデレの“ツン”が生まれました。ずっとニコニコして、優しくしているだけじゃなくてもいいかな、って(笑)」
共演者の印象は?
「千葉(雄大)さんが演じる高嶺と対立するシーンが多かったですが、普段は本当にいいお兄ちゃんでした。お芝居の経験が少ない僕のことを気にかけてくださって、たくさん甘えさせてもらったり。でも、余裕があって大人な高嶺は、いちばん恋のライバルにしたくないタイプです!(笑)」
俳優業は「自分の表現を広げてくれる仕事」と、話す。天真爛漫でまっすぐな、せとかみたいな女の子はどう思う?
「ピュアで明るくて、感情が表に見えるところが素敵だなって思います。魅力はあると思うけど、もうちょっと人に気を遣える大人な女性のほうが好きですね(笑)」
片寄くんが気になる人にアプローチするなら?
「ちょっとあざとく思われそうですけど、自分の弱い部分を見せるかも。……って、これ、イメージ下がりません? 大丈夫ですか?(笑) でも、人間だれしも完璧ではないですし、最初から見せておいたほうがラクじゃないかな。しっかりしていない自分でも受け止めてくれる人がいいなって思いますね」
ちょっぴり策略家な一面がまた、女心をくすぐる要素でズルいです!
「演じている僕も、カッコいいなと思うシーンがたくさんありましたが、注目してほしいのは兄と妹の何気ない普通のやりとり。可愛げがあって、キュンキュンしてもらえるんじゃないかと思います」