「小室さんの誠実さや折り目正しさが報じられてきましたが、横浜から眞子さまを赤坂に送り届けてから、また横浜に戻るエスコートぶりには驚きました」
ある皇室関係者がそう話すのは、半年前の『週刊女性』で報じた秋篠宮家の長女・眞子さまと婚約者・小室圭さんのデートを伝えた記事のこと。
昨年の10月2日、神奈川県横浜周辺でデートを終えたふたりが横浜と東京をつなぐ東急東横線内で仲睦まじくされながら、眞子さまのお住まいがある銀座線の青山一丁目駅で降車された様子を報じた。
『週刊女性』はそんな微笑ましいカップルを静かに見守ってきたが、5月16日にNHKのスクープで、おふたりが近く婚約されることが報じられた。
冒頭の関係者が続ける。
「小室さん宅の最寄り駅は、横浜駅から15分ほどの大倉山なのに、1時間はかかる秋篠宮邸まで送り届け、とんぼ返りするのは大変だと思います。眞子さまには皇宮護衛官もついているのに」
もっとも、小室さんにとってそんな時間こそが楽しかったのかもしれない。
5月17日の朝、小室さんは、その大倉山から車に乗って勤務先の法律事務所へ出発。つめかけた多くの報道陣に深く頭を下げて取材に応じた。
「今日の朝、電話で“行ってきます”“行ってらっしゃい”といった軽い会話をさせていただきました」
記者からの質問に対して多くは語らなかったが、恋人とのつかの間の“甘い”やりとりを明かしてくれた。
「小室さんは国際基督教大学(ICU)の出身で、眞子さまとは同級生。1度は大手銀行に就職するも、ほどなくして退職したそうです。
現在は一橋大学大学院の国際企業戦略研究科に在学し経営法務を学びながら、東京都中央区にある法律事務所でパラリーガルとして勤務しています」(皇室担当記者)
現在は母と祖父との3人暮らし。東京都国立市にある音楽大学の付属小学校を卒業後、中学・高校は品川区にあるインターナショナルスクールに通っていて英語が堪能。
大学1年の夏には、神奈川県の藤沢市観光協会が主催する『湘南江の島 海の女王&海の王子』にも就任している。“海の王子”の同期・柏木元気さんに話を聞いた。
「明るくて人なつっこい性格でした。インターナショナルスクール出身ということもあり、フランクで親しみやすかったです。
でも仕事のときは、とても熱心でしたね。2日連続で立ち続けてパンフレットを配布したときも笑顔を絶やさず、周囲に気を配っていました」
任期である1年間、藤沢市内や県外で行われた市のPRイベントに精力的に取り組んでいたという。
「海の王子に就任して間もないころ、『NHKのど自慢』に私が出場したのですが、前日の夜に小室さんに伝えたら“そんなことめったにないから応援に行くよ!”と、すぐ翌日に藤沢市内の会場まで駆けつけてくれて感動しました」(柏木さん)
“王子”の仕事以外にも、学生時代はアルバイトに奔走。地元のフランス料理店や学習塾の講師、江の島の中華料理店を掛け持ちしていた。
「店内に流れる音楽の歌詞が英語のときは“日本語だとこうだよ”と和訳してくれたり、勉強を教えてくれる優しい先輩でした。
お父さんが亡くなっていて、“自分がお母さんを守る”と話していたのを覚えています」(フランス料理店で同僚だった荒川優子さん)
小室さんが小学生のころに父・敏勝さんが亡くなっていることもあり、母親への思いは人一倍、強いのだろう。
「毎朝のように、お母さんと一緒に電車で通勤しているところを見かけます。母子関係は良好ですよ」(近所の住民)
前出の柏木さんは、小室さんの母・佳代さんがイベントによく応援に来ていたことを明かす。
「藤沢市内でイベントがあるときは、お母さんがよく送り迎えに来ていましたね。“お母さんが迎えに来てるから先に帰るね”と、さらっと言っていて、男の子にしては珍しいと感じました」
母親と仲がいい一方で、父方の実家がある藤沢市に住む親戚を何軒か訪ねてみると、
「婚約の報告は受けていないですね」「わかりません」
との声もあり、圭さんたちと父方の親戚とはあまり交流がないようだ。
皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、
「父方のご親戚が小室さんの婚約を知らなかったのは、普通だと思います。むしろ、おふたりが内密に交際されていたことの証だと思いますよ。
小室さんも黒田清子さんの夫・黒田慶樹さんと一緒で、お父さまを亡くされています。しかし、今どきは珍しくありませんし、問題ないと思います。逆に、お父さまがいらっしゃらないことで、しっかりとされた方なのだと思いますよ」