韓国で“クルミ(雲が)シンドローム”を巻き起こした大人気ドラマ『雲が描いた月明り』で共演したパク・ボゴムとジニョン。幼なじみで、ライバルの役だった今ドラマは、ふたりの代表作に! 甘いセリフをささやく高潔男子を演じたジニョンを直撃──。
「すごくうれしかったのと同時に、心配もしました。初めてのことだったので」
韓国発の大人気ボーイズグループB1A4のリーダーで、俳優としても活躍するジニョン(25)は、今作が初時代劇。ドラマでは、ヒロインを見守るエリート官僚・ユンソンを演じている。
「好きな人がいたり、好きなものがあるときにストレートに表現するところが、ユンソンと僕の似ているところだと思います」
男装するヒロインの正体にいち早く気づき、好意を寄せる彼女を幾度となく襲う危機から救い出すユンソンは、まさに“白馬の王子様”。ジニョン自身も勘がいいほうだという。
「気づいても、知らないふりをすることがよくあります(笑)。学生時代は、この子はあの子のことが好きなんだなってすぐにわかったし、いまもB1A4のメンバーがサプライズパーティーの準備をしてくれているのが雰囲気でわかるんです(笑)。こう素早くキャッチしてしまうせいで、サプライズの喜びを100パーセント感じることができないのが残念です」
“きっと、僕が気づいていることをわかっていないと思う(笑)”というメンバーたちもドラマのファンで、ユンソンのキュンキュンするセリフをまねていたそう。そのセリフを少しテレながら、
「“(ボゴムも挙げた)内官がこんなに美しいのは反則じゃないか”とか“僕の心は揺れない。このローソクのように”っていうセリフです。さすがに、ふだんは使いません! でも、似合っているとほめていただけるのは、メンバーからロマンチストって言われることがあるからかもしれませんね」
共演のパク・ボゴムについて聞くと、
「『ライバル関係なのが、残念だね』っていうくらい仲よくなりました。音楽について話をすることが多かったですね。ボゴムも好きなので。僕が作曲するときのことを話したり、携帯の音楽アプリで一緒に遊んだりしました。今年のクリスマスに、ボゴムとクァク・ドンヨンさんとトリオで曲を発表してみようかって話したりもしたんですよ。チャンスがあるといいんですが」
印象に残るボゴムとのシーンは?
「ボゴムが印象に残っていると言ってくれた、ヨン(ボゴム)をかばって素手で刀を握るシーン、僕も好きです。もうひとつの、最初にお酒の席でヨンとビョンヨンと会うシーンも印象に残っています。ヨンにすごく冷たくされて、疎外感を感じたんですよ。あっ、ボゴムはヨンと真逆で本当に優しい子です(笑)」
<作品紹介>
ある理由から男装し、世子・ヨンの内官となったヒロインのラオン(キム・ユジョン)。誰より早く彼女の正体を見抜き、思いを寄せるユンソン(ジニョン)と、“恋してはいけない相手”と互いに思いながらも惹かれあっていくラオンとヨン(パク・ボゴム)。3人の恋の行方はいったい……。歌手志望だったボゴムと、日ごろから作詞・作曲を手がけるジニョンは、ドラマ挿入歌も担当している。