現在、月9ドラマ『貴族探偵』(フジ系)に主演中の嵐・相葉雅紀。平均視聴率は自己最低の7%台を記録し、苦戦を強いられている。
「『貴族』は外ロケが多くて、拘束時間も長めです。相葉さんなんかは、ほかにも多くのレギュラー番組を抱えているから、“超”がつくほど忙しいはずですよ」(ドラマ関係者)
そんな過酷なスケジュールを予期してか、相葉クンが訪れたのは静岡県静岡市駿河地区にある『サウナしきじ』なのだという。同店はサウナ愛好家のあいだではよく知られた“聖地”で、店の入り口にはサウナ好きな芸能人やスポーツ選手からのサイン色紙もズラリ。
「オリエンタルラジオの藤森さんなんかはプライベートで何度も来てるみたいだね。あの人は本当にサウナが好きらしいよ。あとはサッカーの三浦知良選手も毎年、元旦になるとこの近くの学校でサッカーイベントがあるみたいで、ついでに必ず寄ってるみたいだね」(常連客)
そして、ついに相葉クンもそのうちのひとりになったわけだ。
「なんか見たことある青年だな〜と思ったら、嵐の相葉クンだったみたいだね! 男友達みたいなのと数人できてたね。いや〜、でも本当に普通のあんちゃんって感じで、誰だかまったく気づかれてなかったんじゃないかな(笑い)。どうやら、サウナに入るためだけに来てたみたいだね」(前出・常連客)
しかし、多くのプロサウナーが“聖地”と認める『しきじ』は何がほかと違うのか。
「細かいところをあげればきりがないけど、ここのサウナにある水風呂は天然の湧き水を使っているから、ほかのところとくらべて、水質がよくて水が“柔らかい”んだよね。空いたペットボトルを持ってきて、飲料水として持ち帰る人だっているくらいだよ」(前出・常連客)
どうやら、多くのサウナーは水風呂を追い求めて全国からやってくるらしい。そもそもサウナってそんなに身体にいいものなの?
『公益社団法人日本サウナ・スパ協会』でサウナ大使をつとめるマンガ家・タナカカツキ氏に話を聞いてみるとーー。
「サウナは温熱による血行促進と、新陳代謝の活性化によって、疲労回復、美肌効果、免疫力アップが期待できますね。体温や代謝が高まれば、それだけ脂肪を燃焼しやすい身体になりますのでダイエットにもつながるようです。
いろいろ健康面のメリットは謳われていますが、それらはあくまで副次的なことで、サウナの良さは中毒性のある気持ちよさを体験できることにあります」
この気持ちよさを味わうために相葉クンは“聖地”に向かったというのか。タナカ氏によると、サウナーのあいだではこの感覚のことを「ととのう」と表現するそう。
「サウナ室を出て、水風呂につかり、出てからが本番です。身体を横たえ、あるいは椅子に深く腰を下ろし、やがてやって来るアノ感覚。これを“ととのう”と表現します。
気持ちが静まり広がって、心身ともに調律されるある種の恍惚体験のことを、サウナ愛好家は“今日もサウナでととのった!”と言います。
多幸感に満ち、生を実感する、感じ方は人それぞれですが、ある種のトランス感覚を得ることができるようです」
それだけ気持ちよいのだから、とにかく多忙な相葉クンが遠征してまで“ととのう”感覚を求めちゃうのは当然のことなのかも!