毎年、「オール学習院の集い」の演奏会で、チェロを楽しそうに演奏される愛子さま(4月16日)

 天皇陛下がその位を退かれた後の過ごし方について、昨年の自身の誕生日会見で「ハゼの研究であったり、音楽であったり(中略)そういうものをできるだけ時間を取って過ごしていただけたら」と述べられた秋篠宮さま(51)。

 陛下の退位を可能とする特例法案が6月2日に衆議院で可決。9日の参議院本会議で成立する見通しで、陛下が一線を退いて「上皇」となる日がいよいよ近づいている。

「両陛下は音楽を引退後の楽しみのひとつにされていると思います。

 ご一家は、音楽一家としても知られていて、陛下と愛子さまはチェロ、美智子さまはピアノ、皇太子さまはビオラ、秋篠宮さまはギターを演奏されます」(宮内庁関係者)

 陛下は美智子さまと結婚したころにチェロを始められ、愛子さまは学習院初等科4年生で管弦楽部に入部したときから続けられている。

皇太子さまと愛子さまは、学習院の行事(「オール学習院の集い」)で競演を果たし演奏を披露されてきました。

 しかし、同じ楽器を演奏される天皇陛下と愛子さまの交流は、いままであまり伝わってきていませんね」(宮内庁担当記者)

 祖父と孫娘の“二重奏”をぜひ拝見したいものだが、6月末にこんな行事が予定されているという。

 学習院関係者が明かす。

「6月24日に、学習院の目白キャンパス内で、学習院OBのチェリスト・笹沼樹さんのコンサートがあります。

 そこに、陛下と愛子さまが観覧にいらっしゃることで準備が進んでいるようです」

 もし、陛下と愛子さまのおふたりでのご覧となれば異例のことに。

愛子さまは最近、おひとりで皇居を訪れ両陛下とお会いになる機会も増えていますが、皇居外の公の場でご一緒になった例はほとんどありません」(前出・記者)

 現在、学習院女子高等科1年生の愛子さまも、そろそろおひとりでの公的な活動をされてもいいころ。陛下とのお出ましは、内親王としていい経験にもなるはずだ。

 今後は学習院OBでもある陛下が「上皇」として学習院の行事で、愛子さまと“競演”される機会があるかもしれない。