デビュー19周年を迎えた浜崎あゆみ(38)が5月から全国ツアーをスタート。しかし、ライブ衣装の身体のラインがくっきり出るボディスーツを身につけた浜崎の写真がSNSにアップされるや否や、ネットユーザーから「めっちゃ太った」「女子レスラーかと思った」「千手観音かずこ(森三中の黒沢かずこ演じるキャラクター)にそっくり」などといったコメントが多発。連日ネットニュースになるほど話題となった。
20代の頃はほっそり体形だった浜崎だが、30代半ばを過ぎてからはメディアに登場するたびに中年太りが指摘されるように。浜崎以外にも、佐藤仁美(37)、水卜麻美アナ(30)なども最近ぽっちゃりが加速し、前のほうがよかった、残念などとウワサされている。
残念ニュースとして世間を騒がせる「ぽっちゃり化」について、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。
――最近、メディアに登場するたびに「太った」と言われる浜崎あゆみさんですが、最近の体形を見てどう思われますか?
高須「そもそも僕は、女性はカーヴィーなぽっちゃりがよし、のタイプなんだけど。ガリガリ支持派からしたら“太った”になるのかもしれないけど、男受けのいい体形だと思うよ」
――なるほど。モテ体形というわけですね!
高須「やっぱり、多くの男性は女性にはわかりやすい女性らしさを求めるからね。バストもしっかりあるし、すてきなんじゃない? それに、オバサンとか揶揄(やゆ)されてるけど、普通に考えて周りにいたら、逆に若く見えるくらいだよ、絶対! そもそもツイッギー時代から、“枝みたいにガリガリじゃないと”って考えの人が多すぎ! 世界的に見ても今のトレンドはナチュラル体形だよ」
――では、浜崎さんの体形は医師から見ても改良する点はないと?
高須「うん。トレーニングしたりハードなライブをこなしてるから、少しガッチリしたんじゃないかな? 海外セレブも、トレーニングをすると体幹がしっかりするので、実際より太って見える方は多いしね。体脂肪率は少ないんだけど」
――ところで、海外でも人気の渡辺直美さんや「劣化ゼロの奇跡」と言われる深田恭子さんなどは、ボリューミーな体形も含め、よいと評価されてますよね? このように「アリなぽっちゃり」と「ナシなぽっちゃり」の境界線はどこなんでしょうか?
高須「渡辺さんや深田さん、また話題のブルゾンちえみさんなども、動きや表情がハツラツとしてるんだよね! そこじゃないかな? 太ったとかオバサン化が“アリ”か“ナシ”に分かれるのって、やはり本人の気持ち。前々回の美熟女(記事はこちら)でも言ったけど、病気や肌の状態を変えちゃうほど気持ちは大事なので、『楽しそうだな、明るいな』と思われるような方は、ぽっちゃりしててもやはりすてきです。逆に、動きもニブイとデブ~ン……って重苦しい雰囲気になるし、オバサンっぽいよ。それに、シャキシャキと動くとカロリー消費もするし、気になるぽっちゃり部分も解消するんじゃない?」
――とはいえ、ぽっちゃり部分には悩んでしまうのが女性ですが……。
高須「胸もなくて顔はこけてるのにお腹だけぽっこり、という相談はうちのクリニックでもよくあるよ! そういった場合は、セリューション豊胸術という、気になる脂肪は吸引してなくし、その脂肪をバストに足すという最先端の方法もあるし。もちろんジムに通うのもいいんじゃない? それにしても、マライア・キャリーもそうだけど、浜崎さんは痩せた太ったと体形だけでニュースになるなんてすごいね。海外セレブっぽいし、これぞディーヴァ! って気がしない?」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)