『マリアンヌ』
1942年、カサブランカ。極秘諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌ。2人はある極秘ミッションによって出会う。夫婦を装って敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後、愛し合うようになった彼らは結婚し、幸せに過ごしていたが……。
ブラッド・ピットとロバート・ゼメキス監督(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』)が初タッグを組んだスパイサスペンス。カサブランカが舞台のアメリカ映画といえばハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンの『カサブランカ』('42年)だけど、ゼメキス監督はそんなクラシック映画のような優雅で気品ある雰囲気を最新の映像技術で再現。ラストのシーンにも名作へのオマージュが感じられる。
緊迫した状況の中で惹かれあい、スパイの職務を超えて夫婦になってしまった男と女の愛の物語でもあり、サスペンス部分とラブロマンスが濃く絡み合ってドキドキとトキメキが止まらない。ブラッド・ピットが、久しぶりにそのイケメンにぴったりの正統派ハンサムガイを演じていて、こういう役を待ってた~!と歓声を送りたくなるほど。謎めいた美しさをまとう女スパイ=マリオン・コティヤールを愛し、苦悩し、戦い、涙するブラピにキュンキュンします♪
監督:ロバート・ゼメキス/出演:ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、ジャレッド・ハリス、リジー・キャプラン、マシュー・グードほか。6月21日発売。
『Mr.&Mrs.スパイ』
郊外で家族と暮らすジェフの隣にジョーンズ夫妻が引っ越してくる。あまりにもゴージャスでパーフェクトな彼らにジェフの妻カレンは疑念を抱く。ティムからの贈り物の中に盗聴器を見つけたジェフとカレンは留守中のジョーンズ宅に忍び込むが……。平凡な一家が巻き込まれるスパイアクションコメディー。監督:グレッグ・モットーラ/出演: ガル・ガドット、ジョン・ハムほか。6月21日発売。
続きが気になる海外ドラマも紹介
■『TRUE DETECTIVE<セカンド>』
ハイウェイ・パトロールの白バイ警官が遭遇した不可解な殺人事件。死体は目をくり抜かれ、まるで宗教儀式を想起させるような損傷があった。やがてこの事件をきっかけに、異なる組織に所属する3人の刑事と1人のギャングが運命的につながっていく……。R-15。出演: コリン・ファレル、ヴィンス・ヴォーン、レイチェル・マクアダムスほか。
■『BARレモン・ハートSEASON1&2』
酒好きの大人たちから圧倒的な支持を得ている古谷三敏作の酒コミック漫画『BARレモン・ハート』を実写化。エピソードにはそれぞれ酒のうんちくが関わり、毎回20分ほどのショートドラマ2本ながらホロリとさせられる。BARを訪れるゲストも見どころ。出演: 中村梅雀、川原和久、松尾諭ほか。