国内のべ1000か所を訪れた珍スポトラベラー・金原みかさんが厳選した昭和生まれのスポットを紹介! どこか懐かしく気になる場所ばかり。アナタも、この特集を片手に1度行ってみては?
旅の途中、たまたま訪れた珍スポットで衝撃を受け、一気にハマったという金原さん。
「こんな世界があったんだと電撃が走ったんです。珍スポット巡りをするようになってまだ8年ほどですが、1000か所以上は軽く行っていますね」
写真を見るだけでも普通でないことは伝わってくるが、珍スポットの定義って?
「私個人は珍しいなって思う場所はすべて珍スポットだととらえています。ハードル高そうだなって思う人もいるかもしれませんが、意外と敷居は低いので気軽に楽しんでほしいですね」
山奥など人けのない場所にあったりすることも多いけど、危険な目にあったことは?
「鹿児島の山中を車で移動していたら大雨が降って脱輪してしまったことはありました。“土砂崩れの危険があるので注意してください”と町内放送で流れるし、川と山に挟まれた道だったのでさすがにあのときは少し身の危険を感じました(笑)」
しかしそれでも行きたくなるほどの魅力があると熱弁する。
「行くとこんなすごい場所があるんだってパワーがもらえるんです。1度足を踏み入れれば世界が変わると思うので、ぜひ生で体験してほしいですね」
金原さんオススメの珍スポット
■【恵那峡ワンダーランド】(岐阜県中津川市)
岐阜県を代表する景勝地・恵那峡の近くにある遊園地。「レトロな遊具が残っている遊園地エリアと珍宝館などがあるエリアに分かれています。珍宝館は社長のコレクションが雑に展示されていて面白い(笑)」
■【竹島ファンタジー館】(愛知県蒲郡市)
国の天然記念物に指定されている、蒲郡の名物・竹島の近くにある海と貝のテーマパーク。「世界110か所から集められた大小5500万個の貝を使った展示物は、とてもフォトジェニック。インスタ映えするアート系スポットなので、見ごたえ十分ですよ!」
■【パブレスト百万ドル】(愛知県犬山市)
50周年を迎えたアート系の飲食店。「オーナーが手がけたアートが店内外に展示されているのですが、とにかく圧巻! 1日中やっているモーニングは採算度外視のボリュームなので、それを食べに行くだけでも価値はありますよ」
■【甘味処どんぐり】(静岡県沼津市)
沼津市民なら誰でも知っている超有名店。回転寿司ならぬ回転桶を使った変わった配膳方法が特徴。「桶を取りそこねても普通に配膳してもらえるのでご安心を!」
■【首里劇場】(沖縄県那覇市)
昭和25年に誕生した、沖縄最古のピンク映画館。「成人向け映画館というだけで敬遠しがちですが、立派な建物は見ごたえがあります」
■【足摺海底館】(高知県土佐清水市)
海底7メートルから窓越しに海中の様子を楽しめる観光施設。「レトロフューチャーな造形がとにかくカッコいい!」
■【マスターチ】(静岡県静岡市)
昭和48年に開業した、静岡駅から車で10分ほどの場所にあるビジネスホテル。「2代目のご主人がレトロなものを集めるのが好きで、今のような世界観になったそうです。1泊3000円台~で、昭和気分も味わえるのでおすすめですよ」
■【みさき会館】(秋田県男鹿市)
男鹿半島の入道崎にある夕日とUFOの映像が見られる食事処。「UFOに遭遇したマスターがインスピレーションを受けて、UFO関連のグッズやメニューを提供しているお店です。有名な大学教授にお墨つきももらっているとか」
■【山田水車屋】(沖縄県恩納村)
昭和52年から続く老舗沖縄そば店。「移転した場所に鉄塔が2本立っていたということでバンジーを始めたそうです。バンジーそばというメニューを注文すると無料で体験できますが、手作り感満載でめっちゃ怖い(笑)」