「今年の4月に、三浦りさ子さんが13年間住んでいたところから引っ越ししたそうです。カズさんとは子どもの通学を理由に長らく別居していたので、これを機に同居するかと思いきや、カズさんの住むところから2キロほどの場所に移ったみたいですよ」(芸能プロ関係者)
“キングカズ”ことサッカー選手の三浦知良と、ファッション雑誌のモデルとしても活躍するりさ子夫妻をめぐる、気になる話が飛び込んできた。
'93年に結婚したふたりは、'97年に長男、その4年後に次男と子宝にも恵まれたが、そのころから夫婦の関係に変化が。
「国内外のさまざまなチームに移籍したカズさんは、どうしても家族と離れがちでした。'05年7月に横浜FCへ移籍したのですが、家族はすでに子どもが入学した小学校の近くに引っ越していました。カズさんがそこからでは横浜に通いにくいので、別々に住むことに決めたそうです」(スポーツ紙記者)
以来、10年以上続いてきた別居状態。そのためか、カズの浮気が噂されたり離婚説もたびたび流れたりしたが、
「長男は大学生に、次男は中学生になりました。子育ても落ち着いてきたため、りさ子さんは引っ越すことにしたみたいですね。でも、いまだに別居は続けているみたいですよ」(前出・芸能プロ関係者)
いわば“仮面別居”生活。それを続ける理由は何なのか。
りさ子を直撃した。6月中旬の午後、車で帰ってきたところに声をかけたが、無言で足早にマンションの中に。翌日、改めて車で帰ってきたところを再直撃した。
赤いブラウスにジーンズという服装で、手にはトートバッグ。さすがは現役モデルとあって、そのスタイルは年齢を感じさせない。
─最近、お引っ越しされたことに関してお話をお聞きしたいのですが。
「なんなんですか。やめてください」
ようやく口を開いてくれたものの、取材拒否。ものすごいスピードでマンションの中へ走っていってしまった。
そこでその翌日、今度はカズに話を聞くことに。午後1時過ぎ、都内のマンションから専属トレーナーと一緒に出てきたカズは、赤いTシャツに黒色の短パン姿で、サングラスをかけていた。
─りさ子さんと同居されることは考えていらっしゃらないのでしょうか?
「基本的に俺は、サッカー以外の質問には答えないし、言わないよ」
と、冷静に宣言。しかし、こちらの質問が根本的に間違っていると指摘してきた。
─間違っているとは?
「こっちに引っ越したとかじゃなくて、俺はそこ(りさ子が住んでいるところ)に住んでいるからね。前住んでいたところも俺の家だよ。
ここは、25年前に俺がまだ独身のときに買ったマンションで、カミさんとかも一緒に住んでいた。俺がいろいろなところに移籍したり、子どもがまだ小さいから別のところに借りたりしたんだよ」
─つまり、別居しているわけではないと?
「俺、今日の朝もそこ(りさ子が住んでいるところ)から来たよ。サッカーのスケジュール上、家にいるのは1週間に3日かもしれないし、4日かもしれないけど、それはコンディションとかもあるからね」
─コンディションですか。
「俺にはもう10年以上、調理師がついていて、試合が近くなったり、試合中にコンディションを整えるために、その食事を食べたいときは、こっちに泊まって食べることもあるよ」
また、家族が住む家と練習場が近くなったことで、
「前よりも家族と一緒にいられるようにはなったかな」
と笑顔を見せた。
─ご家族でご飯に行ったりすることも増えましたか?
「昔から食事とかは、子どもが休みのときによく行っていましたよ。前は家族にあんまり会えなかったけどね。今は、俺が帰れるから、外食よりも家で食べることが増えたと思うよ」
─引っ越し先は、景観もよさそうですね。
「家族は気に入ってくれてるみたいだから環境はいいんじゃないの。景観もそうだけど俺が近くにいるってことで、みんな喜んでくれるしね」
今でも、カズは試合が近づくと、これまでひとりで住んでいたマンションに行くこともあるようだ。しかし、家族が暮らす家に帰る頻度は、以前よりも確実に増えている。長年続いた“仮面別居”生活が解消に向かっているのは明らかだ。
このあと、身体のケアをしにいくというカズ。
取材のお礼を言うと、右手を差し出してきた。握手かと思い、記者も右手を差し出すとピースサインを作って、
「じゃんけんだよ(笑)」
さらに、別れ際にも右手を差し出してきたので、こちらがチョキを出すと、
「負けた(笑)」
今度は握手をしてくれた。鮮やかなフェイントからの神対応、いや“キング”対応。家庭という、もうひとつのグラウンドも安泰のようだ。