スペシャルQ&A【浦井健治編】

――小池さんには言ってないけど、感謝していることは?

浦井 ちゃんとリスペクトをしてくれるところ。やってきたことは違うけど、役者としてお互いに認め合う部分も強いから、それにすごく感謝してますね。こっちは舞台人、徹平は映像に強い人だけど、ジャンルとかメジャーっていうことでなく会話してくれるから。ひとつの作品を作るメンバーとか、同じ時代を生きる人間として、接してくれる。だからこそ小池徹平っていうのは、愛されるんだろうなって思いますね。

――小池さんに直してほしいところは?

浦井 完璧すぎるんだよね~。きれい好きだしな~。料理も自分で作れるし、興味があることには即行で動く行動力もあるし、ほんと全部できちゃうんだよね、強いてあげるなら、朝まで遊びほうけるから、年齢的にもね、ちょっとずつ身体のことを気にしてあげたほうがいいかなって思うくらい。でも翌日も完璧にやってくるから(笑)。リフレッシュっていう意味で、それが必要なのかなとも思うけど。ただ、身体はもちろん、肝臓を大切に(笑)。

――何フェチですか?

浦井 考えたことないけど、好きな子の全部が好きになっちゃうタイプなんで。もうその人の全部フェチ(笑)。

浦井健治 撮影/森田晃博
浦井健治 撮影/森田晃博
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――今まで見た舞台作品で、一番印象に残っているものは?

浦井 '13年に見たサイモン・マクバーニーの『春琴』ですね。闇というものを、そして黒という色をあれだけ鮮やかに描いた作品ってないと思う。役者が人間のさまざまな心の中を体現して、それを板の上に立ち上がらせていて、深津絵里さんを筆頭にあまりにもすごかったので。今この時代に、この時期に、あの演出を観られたことが、自分の中で一番衝撃を受けました。

――一番の癒やしは?

浦井 温泉に行くとか、その旅先で自然に触れることとか。あと実は、ファンの人たちとのコミュニケーション。イベントとか出待ちとか、そういったところで会うときに、ファンのみなさんが笑顔をくれるから、それが癒やしになってる。実際に本当に楽しんでくれてるのが感じられて。人の楽しいって気持ちはうつりますからね。

――今、ハマっていることは?

浦井 漫画。舞台の原作で増えているのもそうですけど、漫画のストーリーがものすごく面白い。あと紙に触れるっていうことが癒やしというか、リフレッシュに繋がるんだなって思って。今はスマホでも読めるけど、紙の質感とか紙をめくるということ、紙の匂いとインクの匂いに癒やされるし、気分の切り替えになる。あと、偶然入った本屋での出会いも楽しいじゃないですか。新刊が出ると、ここぞとばかりに買ってる(笑)。

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<プロフィール>
こいけ・てっぺい◎1986年1月5日、大阪府生まれ。B型。第14回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストグランプリ受賞。2017年第42回菊田一夫演劇賞受賞。『デスノート THE MUSICAL』(大阪公演:上演中~8月21日梅田芸術劇場メインホール/東京公演:9月2日~24日新国立劇場 中劇場)にL役で出演。『ロッキー・ホラー・ショー』(11月7日~12日Zeppブルーシアター六本木ほか)に出演。'18年春、ミュージカル『1789 ―バスティーユの恋人たち―』再演決定。

うらい・けんじ◎1981年8月6日、東京都生まれ。A型。'04年ミュージカル『エリザベート』ルドルフ皇太子役に抜擢(ばってき)。以降、ミュージカル、ストレートプレーに関わらず、数々の話題作に出演。『デスノート THE MUSICAL』に夜神月役で主演。舞台『ペール・ギュント』(12月上旬~世田谷パブリックシアターほか)、ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』(東京公演:'18年2月7日~28日・日生劇場ほか)と主演作が控えている。

(取材・文/井ノ口裕子 撮影/森田晃博 ヘアメイク/加藤ゆい [fringe] )