《数年前からミッチーの公式LINE登録してるけど、凄くいいよ》
今月10日、Xへのこんな投稿が13万いいね、1万回リツイートされた。この投稿へのリプライには《今年いちばんXやっててよかったって思う情報》《毎日がバラ色になる予感》《日本はミッチーと猫が救うまである》といった感謝と賛美の言葉のほか、《いきなり動画来て福利厚生がすごい》といった新情報も。さっそく記者も友だち登録をしてみたところ、
「ハ~イ! 僕はミッチー。及川光博です。登録してくれてありがとう」
から始まる短い本人動画が供給された。その後は自動応答だが、こちらがメッセージを送ると《ちゃお~。》《今日もキラキラしていこう》など、なんとなく明るく前向きなレスをくれる。さすが登録者48万人超えのアカウント。ちなみにあのBTSでも登録者は20万人、ミッチーと同世代のスター、ましゃこと福山雅治が23万人なので、その人気のほどが知れよう。11月11日の時点では、LINE公式アカウント人気ランキングの第2位(1位はGU、3位はめちゃコミック。以下100位まで企業アカウント)となった。なぜ人々は今、及川光博を求めるのか。芸能リポーター、川内天子さんにその理由を聞いた。
「ファンサ神伝説」の数々
「及川さんはファンサービスがすごい。自身のライブでは女性ファンには“ベイベー”、男性ファンには“男子諸君”と呼びかけます。自分に求められているキャラを完全に理解していますし。清潔感のある端正なビジュアルながら遊び心もあって、フフッと笑わせてくれる。これじゃあみんな、彼に癒しを求めちゃいますよね~」
“推すに足るハンサム”と太鼓判。ミッチーの「ファンサ神伝説」は多いが、中でも……。
「沢田研二さんが自身のコンサートで客の入りが悪く、へそを曲げて帰ったことがありました。及川さんにも似たような状況があって、来場者が会場のキャパの3分の1ほどしかいなかった。でも、このとき及川さんは会場後方にいた“後ろベイベー”たちを前に呼び寄せて、写真を撮るなどのファンサをしたそう。そんな神対応ができるなんて芸能界でも特異だと思いますよ」(川内さん、以下同)
また、ミッチーの人気の理由として“品のよさ”を挙げるファンも多い。
「東京都大田区出身。中・高と成城学園で、大学も成城大。薬局を経営する実家には“メイドが3人いた”とテレビで語ったことも。28歳でマツモトキヨシのCMに王子風のセレブ役で登場し一躍、人気者に。お母さんが宝塚を好きだった影響もありますが、キャラ設定だけでなく、本当に王子なんです(笑)」
誰かのファンになることを“沼に沈む”というが、
「ミッチーのファンになることは“泉に浸かる”と表現して、これまた上品。俳優としては“独自の存在感がありつつ主役は食わない”加減があって、制作陣から見ても使いやすいんじゃないかな」
ドラマ『相棒』『半沢直樹』『グランメゾン東京』などでの演技を見れば納得だ。
「実は戦略家。“流行らなければ廃れない”というモットーがあるからガツガツしていない。だから55歳になってもブレずに貴公子なんです。今後60歳、70歳の及川さんも見続けたいですね」