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ー 青春を謳歌した学生時代「僕の学生生活は一番面白かった自信があります」
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ー 学園祭で裏方の照明係で“出会い”

映画の公開が発表されてからの世間の反応や友達からの連絡で“すごく人気な作品に携わらせていただいたんだな”という実感がありました。オファーを受けたときは驚きもありながら、純粋に“楽しもう”という気持ちが一番大きかったです」

 そう語るのは映画『女神降臨』に出演する渡邊圭祐。韓国発大ヒットウェブ漫画初の映画化となる本作は、日本オリジナルの要素も。メイクで人生を切り開いた主人公・谷川麗奈(Koki,)が高校生から大人になるまでの恋と夢を追いかける“9年間の物語”を前後編に分けて描く。

青春を謳歌した学生時代「僕の学生生活は一番面白かった自信があります」

同じ役で別の年代まで自分一人で演じ切るというやりがいはありましたし、楽しかったです。自分の年齢的に高校生役への不安はありましたが、同年代と比べて大人びた役ではあったので、そこには相当助けられました

 渡邊が演じるのは麗奈の秘密を知る同級生で、学年一の頭脳を持つクールな完璧男子・神田俊。歌手を夢見る情熱的な御曹司・五十嵐悠(綱啓永)と麗奈を巡って三角関係を繰り広げるという役どころだ。

「俊は不器用なんですけど、ちゃんと愛情が注げる人。理由があって“氷の王子”と呼ばれるくらいクールになっているのですが、自分が今できる精いっぱいの中で、守れるものは守る。その意識は共感できるし、自分もそうありたいと思います。

 演じるうえでも、序盤は“氷”の部分を大事に演じました。俊の笑顔や内側の部分が見えた時のギャップが際立てばいいなと思って、前後編を通じて“氷”の解け具合も計算しながら撮影した思い出があります」

 自身はどんな学生時代を過ごしたのだろうか?

「僕の学生生活は一番面白かった自信があります(笑)。クールに見られがちですが、行事はどれも好きだったので、中心になって盛り上げていました。

 学生時代は恋愛、友情、運動、行事とまんべんなく楽しんで青春を大謳歌した記憶があります。何かに夢中だったというより、その日その日をすごく楽しんでいたから充実していたんだと思います。効率は良いタイプでした

 そして、メイクに出会って人生が変わった麗奈のように大学生の時、人生を変える出会いが――。