ジャニーズ本体から下りてきた話ではない
また3人が退社した前後、各メディアからも不自然な報道が見受けられた。
「I元マネージャーの動向、“'20年に再結集”“1年後に合流”など、中居の脱退を前提とした報道も見受けられました。
これまで、どこか足並みをそろえていた部分があったのですが、今回は一貫したものがなく情報が錯綜しているところをみると、ジャニーズ本体からは脱退組や中居に関する話が下りてきていないのが実情なのだと思います」(ワイドショースタッフ)
本来ならば、ジャニーズは中居との強固な関係をアピールしたいはず。それはレギュラー番組を多く抱える彼が、事務所に多額の利益を生み出すから、だけではない。
SMAP独立、解散騒動で“パワハラ”“ブラック企業”とも揶揄されたジャニーズ事務所。中居の残留は、さらなるイメージダウンを防ぐための至上案件とも言われている。そのため新規CMや番組のゴールデンタイムへの格上げなどあらゆる“接待”がなされた。
「今や中居さんはジャニーズ内で“お客さま”であり、アンタッチャブルな存在になっているというのです。“彼が人身御供になったことで、脱退組の活動が保証された”とも言われていますが、とんでもない。
それは逆で、合流か残留かの選択肢を持っている彼は、ジャニーズをも秤にかける存在となっているのです。彼の暗躍はジャニーズも、I元マネージャーや元メンバーも把握できていないと思いますよ」(芸能プロ幹部)
昨年の騒動で取材していたときに、かつて事務所で働いていたスタッフはこんな話を漏らしていた。
「現場についていたマネージャーの男の子も“中居クンが一番いやだ”って言っていました。よくも悪くもはっきり本音を言う木村(拓哉)とは違って、中居は“何を考えているのかわからない。本音を言わないんですよ”ってね」
一方で、中居が残留を決めたのはこんな理由が一因とも。
「中居さんの番組ひとつで成り立っている制作会社もあって、仮に脱退で番組終了になっていたら会社は倒産してしまう。彼は若手ADにも気さくに声をかけてくれる、裏方を大事にする人。
残留はジャニーズ事務所や元メンバー、そして番組に携わるスタッフと、すべてがうまく回るように熟考した決断だと思っています」(番組制作スタッフ)
白と黒、どちらが本当の中居なのだろうか。