「ヒガシも50歳になりますからね。若い人の中で“オヤジ的”に頑張ってもらいたい。みんなと一緒に少年のような形で空を飛ぶんじゃないか」
10月26日、来年1月スタートの舞台『ジャニーズHappy New Yearアイランド』への出演が発表された東山紀之に、こう発破をかけたジャニー喜多川社長。ジャニー氏が手がける舞台に東山が出るのは、実に9年4か月ぶりとなる。
同公演はジャニーズJr.の人気グループ『Mr.KING』のほか、東山とは親子ほど年齢が離れたJr.ら40名が出演するという。
「年明け公演といえば若手の“登竜門”のような位置づけで、客層も10代、20代の若い女の子ばかり。そこに何で、いまさらヒガシさんなのか。“あの番組”の不調も影響しているのかと勘ぐってしまいます」(スポーツ紙記者)
10月1日に放送が始まった、東山がメインキャスターを務める情報番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)。それまで長年、枠が固定されていた『仮面ライダー』や『戦隊シリーズ』を繰り下げて、日曜日朝5時50分から8時半まで160分間の生放送を実現させた、ジャニーズ“肝いり”の番組のはずだった。
初回こそ、7時から8時半までの第3部の視聴率は5・1%とまずまずの数字を残すも、第2回放送以降は表立って報じられていない。
「10月8日の同時間帯が4・8%〜4・9%。3回目の15日は4%台の前半と、回を追うごとに低下しているようです。
慌てた制作陣は人員増加など体制強化を検討しており、当のヒガシさんも“もっと外へ取材に行かせてくれ”と、さらなる行動派キャスターへの移行を申し出ては、自らテコ入れを志願しているといいます」(テレビ局スタッフ)
51歳にしてジャニーズの最年長キャスターに就任した東山。人一倍、ストイックで責任感が強い彼は、想像以上の重圧を背負っている。
「歌番組の減少やCDセールス不況の今、ジャニーズも転換期に迫られていることが見受けられます。そんな中で光明を見いだしたのが個別での司会やキャスター業。今後、後輩を“転身”させ続けるためにも、事務所を代表する存在のヒガシは失敗できないのです」(芸能プロ関係者)
一方で、所属タレントを長年見守ってきた“ジャニーズの母”こと、メリー喜多川副社長の周囲からは変化が生じているとの声も。
「何でも“人に会いたくない”と弱気になっているというのです。親友の月岡夢路さんの他界や、自身も90歳になったことで気力体力の衰えを実感しているのだとも。
またSMAP解散騒動で予想外に世間から叩かれたこと、培ってきた経営のノウハウが生かせなくなっていることにショックを受けたのかもしれません」(芸能プロ幹部)
そこで立ち上がったのが“孝行息子”東山、ということなのだろうか。
「アイドルの本分は“歌って踊る”。それはメリーさんが昔から口を酸っぱくして言っていたことです。原点回帰。
それこそが、かつては次期社長とも言われた、ヒガシが舞台に再び立った理由では? まあ、Jr.の力を借りて、若い女の子も『サンデー』の視聴者層に取り込みたい思惑もあるのでしょうが(苦笑)」(前出・芸能プロ幹部)