今回、亀梨が主演をつとめることになった理由については、

「KAT-TUN復活という話題性も絡めたかったのだと思います」(前出・芸能ジャーナリスト)

活動再開も厳しいスタート

 先日の『ジャニーズカウントダウン』でメンバー3人が登場し、華々しく再始動を宣言したKAT-TUN。ドラマ『FINAL CUT』の主題歌も彼らの新曲となっている。前出の芸能ジャーナリストは言う。

「(再始動は)予定より半年ほど遅れたとも聞いています。メンバーそれぞれの活動が充実していたので、グループ活動を急がなければならない理由もなかった。今回のドラマの主題歌も取れ、タイミング的によかったということなのではないでしょうか」

 しかし、そんなドラマだが、初回平均視聴率は7.2%(ビデオリサーチ・関東地区)と、やや厳しいスタートとなった。

「裏で人気バラエティの『マツコの知らない世界』(TBS系)や『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)の特番があり、それぞれ高視聴率だったことも影響していると思います。でも、前クールの井上真央主演ドラマの『明日の約束』も4%台の視聴率になったり、さらにその前の窪田正孝主演『僕たちがやりました』も低視聴率で苦戦しました。

 裏番組が特番から通常放送に切り替わっても、『逃げるは恥だが役に立つ』や『あなたのことはそれほど』など近年話題作を放送しているTBSなど、ドラマ視聴者層の奪い合いになるので、カンテレ・フジ枠が苦しいことに変わりないと思います。

 特に今回は、内容や演技力、視聴率など、様々な面において、草なぎとの比較がどうしても付きまとうので、亀梨も踏ん張りどころでは」(テレビ誌ライター)

『FINAL CUT』第2話が放送される1月16日は、吉岡里帆主演の『きみが心に棲みついた』(TBS系)が22時からスタートする予定。裏番組ではないが、1月のドラマ対決が始まった。

<取材・文/渋谷恭太郎>