ツナとシーチキン
ツナ缶はすべて『シーチキン』と思っていた人は目からウロコ。
ツナはマグロ属に分類される魚の総称で、シーチキンは、はごろもフーズの商品名で登録商標となっている。
「当社以外のツナ缶(ツナ製品)は、シーチキンではありません」(はごろもフーズ広報・田中さん)
蒸したビンナガマグロの食感や味が、鶏肉のようだと、シーチキンと名づけられた。
なお、ホワイトミートは蒸すと肉が白く淡白になるビンナガマグロが原料。ライトミートは、蒸すと淡いピンクや黄色のような色合いになるキハダマグロ、メバチマグロ、カツオが原料だとか。
どれもタンパク質やDHA、EPAなどの栄養素が豊富。浸かっている油も、コレステロールを減らし動脈硬化を防ぐといわれるリノール酸が含まれているので、捨てずに使いきって。
ウインナーとソーセージとフランクフルト
「ソーセージは、ひき肉に食塩、香辛料、発色剤などを混ぜてケーシング(皮)に詰めて加熱したものの総称なんです。
羊腸、または製品の太さが20ミリ未満の人工ケーシングに詰めると、ウインナーソーセージです。
豚腸、または製品の太さが20ミリ以上、36ミリ未満の人工ケーシングに詰めると、フランクフルトソーセージです」
そう詳しく教えてくれたのは、日本ハム広報IR部の田川さん。太さで種類が変わるとは!
さらに牛腸、または製品の太さが36ミリ以上の人工ケーシングに詰めると、ボロニアソーセージとなるそう。
また、日本では天然腸を使用する場合、羊・豚・牛などの種類、人工ケーシングの場合は太さで名称が変わるというから、なんとも奥が深い……。おいしければいいんですけどね。
パンケーキとホットケーキ
一時のブームは落ち着いたものの、定番化した人気を誇るパンケーキ。かたやいつの時代もママのおやつの定番といえば、ホットケーキ。いったい、何がどう違うの?
「諸説ありますが、当社では“甘さの違い”とベーキングパウダーの量の差による“膨らみの違い”で区別しています。
ホットケーキはふんわりと甘みのある生地を楽しんでいただくもので、生地は厚め。パンケーキは薄くて焼きあがった生地自体の味は控えめ。トッピングを引き立たせて楽しむもので、お食事系に合うものと定義づけています」
と森永製菓広報グループの藤田さん。
サラダや目玉焼きなどと組み合うわせた栄養バランスを考えるなら、パンケーキが◎。でも、主婦的にはミックス粉と牛乳があれば炊飯器でも作れちゃう、ホットケーキに軍配を上げたいような……。