「え~! なにそれ!」

 1月中旬、都内のスタジオで行われていたファッション雑誌の撮影で、モデルの武田玲奈が持っていたあるモノに周囲はざわついた。

この日は、長丁場の撮影で休憩時間も長めに取られていました。休み時間中、武田さんは私物のポーチから、お気に入りのリップや香水を出していたのですが、その中から目薬のようなパッケージの容器が出てきたんです」(ファッション誌関係者)

 武田が持っていたこの容器の中身は、決して怪しいものではない。

「彼女が持っていたのは、タイの『ヤードム』という“嗅ぎ薬”でした。タイに行った友達からお土産でもらったそうで、ヤードムについて聞かれると、“こうやって鼻から吸うの。でも、見た目ヤバいよね~”と言っていました」(同・ファッション誌関係者)

 どうやら、最近の彼女のマイブームのようだ。別の現場でも、

「撮影の合間に使っていますよ。武田さんが使っているのを見て、共演者の女の子や若い女性スタッフが“あー、それ知ってる!”と盛り上がっていました。最近、タイのお土産として人気みたいですね」(テレビ局関係者)

 武田は、本田翼や新木優子、新川優愛などがモデルを務める雑誌『nоn‐nо』の専属モデルとして活躍している。最近は、モデルだけでなくドラマや映画、オンエア中のNOVAのCMのイメージキャラクターに起用されるなど、今勢いのある若手女優のひとりだ。

 多忙な毎日を送る中で、疲れた身体をリラックスするために使っているのかもしれない。そんな武田もハマるヤードム。若い女性の間で人気みたいだけど、いったいどんなものなのだろう?

これがヤードムだ!
これがヤードムだ!

現地のコンビニやスーパーでは、日本円だと60円ほどで売られています。容器の中に、メントールスティックが入っていて、それを鼻の中に入れて吸うんです。使用方法は衝撃的ですが、リフレッシュ効果や鼻の通りがよくなるほか、虫よけや暑さ対策効果もあると言われています」(旅行雑誌ライター)

 そんな嗅ぎ薬は、現地ではどのように使われているのだろうか。タイで3年ほど暮らしている、タイ住みます芸人のあっぱれコイズミに話を聞いた。

お土産でも人気のヤードムは、子どもからお年寄りまで幅広く使われています。タイでは女優さんでも人前で鼻に突っ込んで使用していますよ。僕も最初に見たときは驚きました。日本でいうミントタブレットをより手軽にしたようなものですね

 やはり、手軽にリフレッシュできるということで人気を集めているようだ。

いろいろ種類があって、香りは“ペパーミントフィールド”がメジャーですね。スーッとしてリフレッシュしますし、鼻づまりにも効果があります。僕だったらネタを作っているときに、女優さんならセリフを覚えるときに使うと仕事がはかどると思います。見た目もかわいいので、日本でもこれから流行ると思いますよ」(あっぱれコイズミ)

 活躍中の武田が使っているとあれば、日本でも“ヤードムブーム”が到来するかも!